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2002-11-09

スタッフの帰社    NO 251

この「独り言」を打ち込もうと思いパソコンを開け、ふとページの左下を見て驚いた。

 A4で450ページにもなっている。CDにでも落とさなければと考えているが、何かしらこのPCの中に残しておきたい思いが強く、パンクするまでやってみようと落とさないことにした。

 さて、今日の葬儀は、明治39年生まれで97歳の方。曾孫さん達に囲まれた静かな雰囲気の葬儀をと考えていたが、とんでもない「騒音」が存在していたのである。

 それは、空を通過する飛行機。式場の真上が航空路になっており、数分間隔でやって来る。その騒音による環境空間の破壊は凄まじく、正直言って参ってしまった。

  伊丹空港へ着陸する飛行機が段々と高度を下げるのは、奈良県上空の西名阪高速道路にある穴虫トンネル付近で、この辺りで1000メートル以下となり、そこ から伊丹空港へ直進するわけだが、今日の式場がこの間の伊丹空港寄りにあり、おそらく500メートル以下で飛行しているのだから大変だ。

  それぞれの飛行機には、数百人ずつの乗客が搭乗されている筈。その方々は、真下で葬儀が行われているという意識など誰一人として抱かないだろうが、自分が 誰かに、また何処かに迷惑を掛けていないだろうかと考えてみると、意外なところで加害者となっていることもあるという視点を持つと人生も変ってくるかも知 れない。

 数日前から寒気団の影響で冷え込んでいる。お寺や地域の会館で行われる葬儀には暖房設備が最高のもてなしになるだろうが、会葬者全員に行き当たるということは至難である。    
そんなところから式場内部の情報伝達と参列者の焼香開始時間の開示。そして、「お手持ちのコートをお召しください」というアナウンスも有効なサービス提供となろう。

 日本トータライフ協会のメンバー掲示板には、毎日全国の情報が飛び交っているが、厳しい北海道の寒さが文章からでも伝わってくる。

 数日前から研修を目的に東北へ出張中の女性スタッフが、今日の午後に帰社。かなりの冷え込みを体験してきたようだ。

 彼女は、羽田経由で山形に向かったが、羽田行きの出発が航空会社の事情で遅れ、仕方なく羽田発秋田行きに搭乗し、秋田から鉄道移動を余儀なくされ、ホテルに到着したのは夜遅く。きっと心細い思いをしたに違いない。

 私が彼女に与えたニックネームは「ミス・ホスピタリティ」。担当したお客様すべてからそんなお言葉を頂戴するからで、弊社の大切かつ重要な「人財」となっている。

 東北研修で得ることになった貴重な体験が、悲しみのご遺族にプラスとなって活用してくれることを願っているが、今回えにしをお結びいただき、ご教導をくださった関係ご一同様に衷心より感謝を申し上げながら、私に出来るお返しを考えなければと思っている。
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