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2003-05-18

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葬祭業界にもITの波及が顕著。日本トータライフ協会に加盟しているメンバー企業は、日本の葬祭業界の中でこれらの活用技術が高いレベルにあるだろう。

 弊社の事務所にもノートパソコンの台数が増え、特殊な技術を持ったスタッフ達が活用しているが、全国に点在するメンバーとの情報交換から、スタッフはこの1年で急速な技術アップを見せてくれている。

 協会のメンバー掲示板には新機種情報もあり、その度に導入要望の声が強くなり経営者として困惑しているが、時間の短縮ということからメリットが大きく、次々に導入せざるを得ない状況を迎えている。

 これらは車や昔のステレオと同じで「クラス」をアップさせたい心情が強く、社内ではいよいよエスカレートの兆し。ついには「どでかい」機材を導入するべきだとの声まで出てきた。

 そこでセーブをしなければと考え、「ハードの活用にはソフトが重要。そのソフトとは創作での感性でありアナログの世界だ」と教えている。

 正直言って、私はアナログタイプ。数日前の過去ログの時計ではないが、デジタルの世界が苦手。しかし、そうは言っておられない時代に突入していることだけは理解しているし、「ちょっと教えて」という行動も起こしている。

 さて、大阪は、今、SARS問題が大きな話題。報じられている台湾の医師の大阪での行動に疑心暗鬼が生まれ、しばらくは人の集まる所への外出を控えるという人達が多い。

 夕方に友人の喫茶店に行くと、カウンターや各テーブルではこの話題で持ち切り。「明日から来んといて」「あんたは隔離や。自宅から出たらあかん」なんて冗談が飛び交っているが、これが本当に冗談であって欲しいと心から願っている。

 そんな中、とんでもない災難に見舞われた淡路島と大阪市内の二つのホテル。両社の対応された姿勢を比較する会話が耳に入った。

 自分が総支配人だったらどうするだろうかという話題に発展し、マスメディアが報じることを読者が勝手に判断してしまうことは失礼だろうが、こんな時にこそ「質」という品格が表面化してくるものだと感じた。
 それぞれの立ち寄り先の関係者は、まさかこんな問題に巻き込まれるとは予想だにされなかったと拝察するが、今日の夕方のテレビニュースで報じられた大阪のホテルの記者会見で、「当ホテルは安全です」との姿勢だけが強調されたようで、<ちょっと拙いな>と思ってしまった。

  小豆島航路のフェリーや観光バスの会社もとんだ災難。京都、天橋立、宮津、また、姫路も大変な騒ぎだろうが、大阪府知事が「医師のモラルを疑います」とい う発言は理解出来ても、今は責任追及の行動よりも迅速な対策が最優先されるべき。関係者のみなさんのご尽力に心から感謝しながらエールを贈る。
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