2003-05-01

慌しさの中で     NO 416

今日、東京へ出張予定だったが、知人の葬儀で後日に変更した。

 弔辞が2人、参列者が多数。ご導師が四天王寺様となれば私の担当も仕方がない。

 故人は、先代から四天王寺様に深いえにしがあり、そのことを知っていた私は、導師が入場された時点で、めったにしない全員参加の儀式を行った。

 これは、もちろん開式前に導師にお願い申し上げ、「賛同します。それが四天王寺です」とのお言葉を頂戴しての決行だが、ご遺族や親戚の方々が緊張されたひとときとなった。

 こんな進行をするのは、日本中では弊社だけだと自負している。四天王寺様の「和宗」と聖徳太子様の歴史を学んで初めて表現できること。これまでに太平洋戦争全物故者の追悼式でも行ったが、すこぶる好評のお声を頂戴するに至った歴史がある。

 一方で、昨日の葬儀では、女性スタッフがナレーションを担当させたが、前回より成長の兆しが現れ嬉しいところ。

 4分40秒バージョンのビデオ映像に合わせ、彼女がナレーターを始めた。声量とトーンのバランスも合っている。中盤に進むと雰囲気が出て来た。本人も乗っているようで、後はエンディングを合わせるだけ。

 エンディングの映像がフェードアウトする。その3秒後、ナレーションが終わった。

 創作した原稿は私の4分15秒バージョン。ゆっくり目の彼女なら丁度と計算をしたものだが、本番の15分前に「やりなさい」と手渡した時、彼女の目が挑戦の色を見せていた。

 さて、結婚式や葬儀で慌しい時間が流れ自宅に帰ると、一通のエアメールが届いていた。

 封を開けると招待状。幼い頃から知っている娘さんの結婚式。式場はサイパンのホテル。「アロハやサンドレスなど気楽な服装でお越しください」とある。

 早速、パスポート申請と航空券の手配をしなければならないが、最近に問題になっているSARSのことが気掛かり。近い内に収束してくれるように祈りたい。

 前にも書いたが、私の仕事の立場で「来る*月*日」という先のスケジュールが大きなプレッシャー。国内なら何とかなるだろうがサイパンとなれば難しい問題がある。

 しかし、何とかして出席してやりたいとの思いが強い。そこで、それまでに私の代行になるスタッフ教育に努力することにした。

 サイパンでの結婚式、おそらく1泊2日の行程となるだろうが、えにしに結ばれた晴れの日は、カップルにとって一生に一回限りのこと。それだけに時間をプレゼントすることも大切なことだと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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