2016-12-25
師走の一日 NO 5968

朝から2週間に一回の激痛を伴う医院での処置で、もう1年続いているのだから月日の流れは速いものだ。
夜は「幸せ列車」の管理人さんと食事に。クリスマスイブにお好み焼きとは笑われるかもしれないが、私にとっては何より歓迎の食事で、デザートはコーヒー専門店へ行ってパンケーキを食べたので血糖値が上昇したことだろう。
前号で触れた北海道の雪は大変で、千歳空港で欠航から6000人の人達が一夜を過ごされたそうだが、自然の猛威にはどうしようもないということを改めて再認識した思いだ。
さて、この数日のニュースの中に愛媛県松山市のお寺の住職が詐欺容疑で検挙されたという報道があった。これで驚いたのが共犯として検挙された人物で、そのお寺の檀家総代でもあった。
随分昔のことだが、松山市内の葬儀社が弊社に研修に来社され、葬儀の現場に行こうとしていたところだったので同行を提案し、会葬者の中に紛れて体験をと勧めたのだが、2人がかなりの衝撃を受けられ、3日間大阪で研修させて欲しいということになった。
それから数年後、その会社からの依頼があって参上したのだが、会食をすることになっていた場所にやって来たのが上述の人物で、一目で芸能人と見える派手な服装で「歌手をやっています」と紹介されたので、「服装にもっと謙虚なイメージがなければ損をするよ」と老婆心的な説教をした記憶がある。
研修に来られたお二人とも亡くなられてしまったが、お一人目の方の葬儀の時はナレーションの創作をして欲しいと懇願され、基本的な情報を聞いて急いで創作してファックスで送信したことを憶えている。
その後、松山市内で行われた同業者向けの講演会でもう一人の方と再会したが、大阪の来られた時の衝撃を懐かしく語られていた。
講師を引き受けたご仏縁は松屋市内でオンリーワン、ベストワン業者として知られている小倉葬祭社だったが、この会社で司会を担当している人物は何度も来社して真剣に研修されたこともあり、数年前から地元のブライダル専門学校での講師まで担当するようになった。
面白いことがあった。彼から「今から松山を出発します」と朝に電話があったのに5時間、6時間経っても到着しないので途中事故でもと心配していたら、予定より4時間遅れで到着。事情を聞いたらナビに「生野」と打ち込んだら中国山地の生野銀山の方へ行ってしまったそうで、大阪に向かっているなら山間部に入る筈はないと考えたらすぐに理解出来たと思うが、取り敢えず事故に遭遇していなかったので安堵した。
昨年は尾道へ夫婦で出掛けた際にわざわざ来てくれ、同じホテルに宿泊したが、それぞれの部屋に入ってからしばらくするとノックの音があって彼が二人分のペットボトルを届けてくれた。
「やさしくて男前だわ」と妻のお気に入りの一人になったが、今春に四国を半周するために道後温泉に宿泊した際もホテルまで来てくれ、お気に入りの蕎麦店で夕食をご馳走になった。
彼は年末になると新年の干支の入った縁起物の瓦を恵贈してくれている。もうすぐ十二支が揃うことになるので恐縮している。
今日の写真は昨日から大阪環状線に導入された新型車両「323系」だが、今日偶然に乗車することになって随分と静かになったようだった。