陸上１００メートルのボルト選手の世界記録に驚き、ゴルフの全米プロで韓国の選手が優勝したことにもびっくり。あのタイガー・ウッズ選手が２位ということに値打ちがあり、ジャマイカと韓国ではお祭り的に大変な話題となっているようだ。

　 筑波大学のスーパー・コンピューターで円周率の世界記録が更新されたニュースもあった。２兆５７６９億８０３７万桁まで計算したというのだが、それがどん な数字なのかを理解出来なかったら、全ての数字を読み上げるだけで８万年を要するというのでびっくり。プリントアウトをすれば５億ページになると知ってど れだけ時間を要するのだろうと想像もつかなかった。

　２０１６年のオリンピックに東京が立候補しているが、まだオリンピック委員会で決定されていない状況の中、野球とソフトボールが外されることがほぼ決定したようで、我が国の関係者が落胆している。

　前にも書いたことがあるが、中学生の時代に朝礼での校長の言葉が印象に残っている。「イギリスは紳士の国である。故に野球というスポーツは人気がない。なぜなら盗塁というルールが許せないからだ」というものだったが、強ち外れていないような気がしてならない最近である。

　漢字の国である中国では果たして「盗塁」のことをどのように表しているのかと興味を抱くが、ヨーロッパではサッカーに比べて人気がないのが致命的のようで、熱い試合の続く甲子園の高校野球を見て欲しいと思ってしまう。

　 さて、この「独り言」を打ちながらテレビのスイッチを入れたら、スタジオで３人のプロによる「お好み焼き」の競演らしきことが行われていた。その中には 「モダン焼き」や風変わりな円形でないものもあり、興味を抱いて見ていたら、出演していたタレント達全員が「美味い」と感嘆していた。

　自宅に友人達を招いて焼くこともあるお好み焼き、世間的に言えば特にそれに「ウルサイ」と言われる私、「モダン焼き」というと昔によく行ったことのあるお好み焼き店のことが懐かしく思い出される。

　 当時、私は青春時代、現在の林寺にあるスーパー万代の前を南に３０メートルほど行ったところにあった「うず潮」、それに店名は思い出せないが、万代の横を 東へ１００メートルほど行った右側にあった高齢のご夫婦が開かれていたお店の「モダン焼き」のあじは格別で、お爺さんがお好み焼きの上に乗せたソバをカリ カリになるまで焼き上げるのが他店になかった人気のオリジナルで、いつも学生達でいっぱいだった。

　どちらも随分と昔に閉店となってしまったが、当時のお好み焼きに郷愁を感じる団塊世代は少なくなく、今は時折に万代の北西５０メートルにある「みっちゃん」がお気に入り。

　他に寺田町の「千代」さんとも深い交流があるし、達筆だった先代さんのこともはっきりと憶えているが、現在の国道２５号線の前は、昔の地名で言うと林寺新家町に在され、娘さんが私の友人の伴侶となっているところから、よく昔話に花が咲くのである。

　 私と彼女が「あれは美味しかった。もう一度食べたい」という「たこ焼き」の屋台があった。立ち退くことになってしまった同じ林寺新家町あった「大三パチン コ店」の裏側にあり、焼きながら刷毛で醤油をぬりながらコロコロと回しで焼くという時間の掛かる焼き方だったが、ソースを使用しないしょうゆ味がなんとも 言えず、私が小学校６年生だった当時は１０円で８個だったので今では信じられない価格であった。

　あちこちに創作的な「お好み焼き」や「たこ焼き」が登場してきているが、当時を知る人達にとっては上述のものが最高であり、そこにもノスタルジーを感じてしまうのである。

　暑くて食欲のない時には「お好み焼き」が最高。あまり摂取することのない野菜系が中心ということも有り難く、エアコンのある店内でソースがこぼれて焼けて芳ばしい香りのする店内に入ると、食欲が出るので不思議である。