2021-07-03
恐ろしかったニュース映像 ǸО 8809
杖を切って貰いに友人の割烹へ行った。友人は銭湯へ行っていたみたいで、20分ほどで帰って来てすぐに切ってくれた。
序に食べた夕食を終えて帰宅したが、短くなった杖はシックリくるので助かる。長すぎると腕に力が入って肩が凝るので大変なのだ。
テレビのニュース映像の熱海の土石流には衝撃を受けた。まだ20人の安否が不明だそうで心配だが、様々な自然災害が起きるものである。
昨年の熊本県の大水害は7月4日だった。球磨川が氾濫して人吉地区が大変なことになったが、これまでになかった豪雨も少なくないようで気を付けよう。
40年ほど前、皇室に関係されるⅤIPの方が出席される結婚披露宴の司会を依頼されたことがあり、当日の朝の新幹線で状況を予定していたが、前夜のテレビにテロップが流れ、静岡県から神奈川県での大雨による河川の増水から新幹線の運転を見合わせていると出たのでびっくり。妻にモーニングの準備を頼んで車で東名高速を走って東京へ行くことにした。
浜松付近からの雨は猛烈で、50キロの速度制限が出ていたが、ワイパーの限度を超えている状態で40キロ以上の走行は危険で、安全運転で神奈川県を過ぎ、無事に東京へ到着して式場となっている有名な料亭の駐車場の車内で仮眠して朝を迎えた。
会式は午後だったが、関係者の方から新幹線が止まっているので心配していたら、「車で来てくれたんだ」と感謝されたことを憶えている。
熱海は斜面の多い地形だ。新幹線と東海道線の熱海駅も傾斜地に駅舎があり、海岸まで急峻な下り坂になっている。
10回程熱海に宿泊したことがあるが、横山大観にゆかりある大観荘は階下に熱海駅が見え、海が見えて景色は絶景だが、今日のような出来事を見たら絶対に選択しないだろう。
東京から妻と帰阪する際に少し疲れ気味なので熱海に寄って帰ることにして、「こだま」を利用して立ち寄った。時期は2月で冷え込んでいたが、列車を降りて階段を下りている時に<なぜこんなに寒い?>と思って気付いたのが、コートやマフラーを網棚に置いたまま下車してしまっていたからで、どうにもならないので娘に号車番号と座席を伝え、JRへ連絡して欲しいと伝えた。うまく進めば専務車掌さんに連絡が伝わる可能性もあるし、タクシーに乗って旅館名を伝えて出発をした。
予約していた旅館は知られる老舗旅館で山側にあったと記憶していたが、タクシーは海がに向かって下り坂を走行し、やがて海岸近くのホテル玄関に到着した。
フロントに誰もおらずしばらくしたら女将さんらしい女性が登場されたが、予約した旨を告げても「ご予約は承っておりません」と返されたのでやはりおかしいと思った。
そこで気付いて玄関を出て道路を歩いたが、コートを着ていないのでぶるぶる震えながら5分ほど歩いたら、通り掛かったタクシーが停まってくれ助かった。
事情を話すとよく似た名称で間違えることが多いと言われたが、熱海のタクシーで間違えるとは恥ずかしいと謝罪され、「組合に報告しておきます」と言ってくれた。
予約していた本来の旅館に到着して通された部屋に入ってから娘に電話を入れたら、明日に帰阪する時に名古屋駅の遺失物コーナーに立ち寄ることと言われ、忘れ物が無事に発見されたことを知った。
その旅館もそれから数年してから廃業されたが、知られる名旅館だったので惜しまれる。
「玉乃井」と「玉の湯」の間違いであり、前者は江戸時代から存在していた歴史があった。