2009-10-04
また台風が NO 2551
昨日、打ち込んだ「独り言」が掲載出来ず、どうやらパソコンがおかしいと触っていたら消えてしまって休載となり、改めて書き直す。
2016年のオリンピックの候補地として立候補した東京が落選、初めて南米大陸となるブラジルでの開催が決定した。
過去にブラジルに行ったことがあるが、サンパウロから400キロほど奥地に入った町の郊外で体験した「ポエラ」と呼ばれる砂埃が衝撃的だった。
赤い大地の国、そこでリオのカーニバルのように、サンバのリズムで踊る陽気な国民性の裏側で貧困で治安の悪化が伝わっているが、スポーツの祭典で生まれ変わって欲しいと願っている。
今回の立候補に関する費用が150億円と新聞にあったが、我が大阪では過去に当時の市長の行動で立候補し、誰もが絶対に無理と思っていたのに58億円を費やし、その後遺症みたいな大工事が大阪湾周辺で続いていた。
帰国の石原都知事から「見えない力学」との言葉があったが、オリンピック委員会は、随分昔から裏側で大金が左右していることは周知の事実で、提案者であったクーベルタンの崇高な心情が忘れられてしまったのは残念である。
オリンピック委員会は特別な組織、その委員になったら特権階級と勘違いするような行動を見せる。国家のトップが頭を下げるのだから仕方がないが、そんなことを象徴する長野で行われた冬季オリンピックのことが思い出される。
一部の大企業が多大なメリットを受け、特別列車まで仕立てられることになって物議を醸した出来事もあったが、オリンピック目当てに改造したペンションや民宿が借入金で苦しんだ事実も教訓となろう。
そんな投票がコペンハーゲンで行われていた中、数日前に南太平洋やスマトラ島で発生した大地震で瓦礫の下になっている被害者がいっぱい存在し、その救援の方に行動するべきではと考えさせられた。
我が国では日に3000軒の葬儀が行われ、その夕刻には、また3000件の通夜が行われる悲しい現実があるが、テレビをつければお笑いが主流、放送作家やプロデューサーの見識に疑問を抱いてしまうが、そんな番組にCM提供をする企業の姿勢にも寂しさを覚える。
猛烈なパワーの台風が近付いている。中心の気圧が「915ヘクトパスカル」にも驚きだが最大瞬間風速75メートルには恐怖を感じる。台風が何より嫌いな性 格、過去に体験した伊勢湾台風や第二室戸台風の恐ろしさを思い出し、どうか小さくなりますように、逸れますようにと手を合わす。