2019-11-01

落款と楽観  NO 8624

前号で触れた映画は、「あの世の存在を信じるか?」というキーワードもあり、ずっと葬儀の仕事に携わってきた人生で、マイクを手に「あの世の存在」を信じて担当してきた歴史がある。

スーパーはくとの車内から撮影仏教の葬儀では、浄土真宗系には「引導」という作法はないが、その他の宗派では大半で「引導」作法が行われており、最も象徴的なケースが禅宗系で、「喝」という導師の発声に参列者が驚かれる光景を何度も目にした。

私が過去に表した「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」も「この世」と「あの世」をモチーフにしており、シナリオの背景にしたのが「十王経」だった。

この愚書が世に出てしばらくした頃だったので、もう40年近く前のことだが、深いご仏縁に結ばれるお寺様から素晴らしいプレゼントをされたことがあった。

先々代のご夫婦の葬儀を担当したご仏縁もあったが、ご本堂の落慶法要や記念祝賀会の司会を担当させて頂いたご縁もあり、先代ご住職とは同じゴルフ倶楽部のメンバーで、何度かご一緒したこともあるし、毎年1月5日に伊勢湾カントリー倶楽部でお寺さんばかりのコンペがあり、上本町発の近鉄特急で榊原温泉駅まで利用していた。

私にプレゼントをくださったのは現ご住職だが、大学時代に「書」を研究されておられ、研鑽目的で中国に行かれ、その「お土産」として頂いた物だった。


それは中国産の美しい石に「七万歩才」と彫られた立派な落款で、私が指導した業界の人達に「修了証」を出す際に落款として押していた代物である。

会社から身を引いた私だが、その落款が会社にあるはずなのに返却もされず、どうなっているのかと疑問を抱いている。

またもう一つ印鑑について触れなければならない。妻の友人が印相に関する仕事をされており、随分昔に実印や銀行印などを注文したが、その銀行印を用いた口座の通帳と一緒に返却されないので銀行相手に策を講じる必要に駆られている。

実印も返却され中ってずっと返却を求めても一向に進まず、ある日銀行から届いた封書を開けると私の実印が勝手に押印され、借入金の連帯保証人にされており、これは駄目だと訴訟に進んだが、呆れた判事が「不名誉な命令を下す前に帳簿開示と印鑑を返却しなさい」となって戻って来たが、当方の代理人である弁護士さんが撮影して来て貰った帳簿を見て衝撃を受けることになった。

私に信じられない大金が支払われたように記載されており、葬儀の紹介料や給与として支払われているように記載されていたが、当局から呼ばれた際に「貰っていない」と伝えたら驚かれていたが、この背景には監査役に就任している税理士事務所の職員の加担も確実で、偽の書類を法務局へ提出していた事実もあり、近い将来間違いなく刑事告発の対象となる筈で、監督不行き届きという責任問題から税理士も問題になるのも当たり前である。

この「独り言」から様々な事実を知られた取引先や同業者を始め、友人や知人達から「徹底的にこうどうするべき」と檄を飛ばされているが、当局に呼び出されて事の重大さを認識するはずで、そこで後悔しても始まらないのも当たり前である。

これらの顛末に関しては予定している小説の中で物語にしているが、「こんな税理士が!」「こんな弁護しが!」と驚かれるはずだが、流れを加筆してくれているゴーストライターの方が、「これが本当なら酷い話です」と呆れており、新しい訴訟の結果まで進んで結びたいと云われていた。

徳井氏の一連の問題にあって、私的な旅行の費用は認められないと指摘されていたが、外国のカジノに何度も出掛けており、その旅費まで会社が負担しているとは驚きで、当局もその事実をはっきりと把握されていた。

こんな問題を「大丈夫だ」と楽観している関係者にやがて台風が襲来することを伝えておこう。

今日の写真は4月に「特急スーパーはくと」で出掛けた三朝温泉に行くとき、車内で撮影した「智頭急行線」の途中の車窓である。
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