2021-01-26

しんどい  NO 8695

テレビのCMに冠婚葬祭互助会や「小さなお葬式」が目立って多くなった。コロナのニュースに続いて出て来るので無神経なと思う人も少なくないだろうが、我が大阪でびっくりする問題が発覚していた。

それは、コロナに関する行政の出す文書の封筒に大手葬儀社の広告が入っていたからで、「0120」で始まる電話番号が「567」だったので意識的にコロナの語呂合わせではと話題になってしまった。

存在をアピールするのが広告の目的だろうが、こんなことで注目されたらそれこそ最悪で、行政側もかなり慌てたことだろうと想像する。

世界の感染者数が1億人に達したニュースに衝撃を受けたが、米国でのコロナ感染者が国民の13人に一人の割合になっていることもゾッとする。米国での死者数が41万人を超えたというのも驚きだが我が国でも亡くなる人が増えている兆候に緊張する。

我々の同業者がそんな投げれを見越してCM展開をしているとは思えないが、コロナで亡くなられたご不幸にはプロとしてのノウハウを構築しておかなくてはならない。

お骨で本葬儀を行う形式だが、ご遺族の皆さんを癒やすことや慰める環境作りを重視しなくてはならず、司会力も高度なレベルが求められる。

ただ単に葬儀と告別式を行うのではなく、参列されて方々の賛同と納得を得る式次第も重要で、参列者から思いを捧げていただくシナリオも重要である。

アポロビルの地下にある「信州庵」で昼食を食べ、近鉄百貨店の地下で「お餅」を買ってから妻のいる病院へ行った。担当看護師さんが来られ、数日前に病室で転倒した検査結果は頭部に問題はなく、腕の軽い打撲症状だけで済んだみたいだが、リハビリに出掛けている時間帯でエレベーターホールのソファーに座ってエレベーターの動きを見ていた。リハビリは2階で行われている筈で、2階から上がってくる矢印を確認しながら30分を過ごした。

この間に療法士さんのエスコートでリハビリに向かわれる患者さん達がおられたが、それぞれが歩行器を利用され、私が脳梗塞でリハビリに勤しんだ過去を思い出していた。

手にする杖が「ステッキ」に見えるようになるまで頑張ろうと取り組んでいたが、最近は足腰が弱ってフラフラするので最悪だし、今日の地下通路で感じたことは、接地する杖の先のゴムがすり減っているのかも知れないが、滑ってしまって役立たないので閉口した。

傘を持っていたが、雨が降る前にタクシーで帰宅することが出来、施設に行く際に持参する物の準備をしておいた。昨日に来てくれたヘルパーさんに買い物に行って貰って助かったが、たが、テレビ、冷蔵庫、加湿器、整理ダンスなどはネットで購入して直接施設へ送って貰おうと考えている。

療法士さんに連れられて妻が戻ってきた。エレベーターの扉が開いた瞬間に私の姿を見たようで、「やっと来てくれた」と喜んでいたが、私の体調も良くないので本当に「しんどい」。

自宅の郵便ポストに葬儀社のポスティングが入っていたが、昔では考えられない行動で、今でも根強く抵抗感を抱かれる方が多い事実を伝えたいものだ。

交流のある愛媛県松山の小倉葬祭社は、創業者が「物を売る仕事ではない。、スーパーみたいなチラシ広告はするな」と言われた歴史があり、それを知った時に感銘を受けたインパクトがあった。もう4代目が誕生して私の友人も孫の存在が出来ていよいよ本物の葬儀司会者になっただろうと想像するが、彼はブライダル専門学校の講師を担当した歴史もあり、その哲学と信念は賛辞に値するレベルである。
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