2013-04-29

共感を覚えたこと  NO 3269


 今日のシーン「会長のコラム」では「悲嘆」の心理に触れておいた。また「幸せ列車」のコラム「各駅停車」では過去に体験した機内での出来事について書き、偶然に同乗したⅤIPの人物にハイライトの紫煙を漂わせるという非国民的な行動をしてしまった思い出を書いた。

 毎日3本のコラムを発信しようと行動しているが、ネタ探しが大変な苦痛。「書く」こと
は恥を「掻く」ことと何度も書いたが、その言葉を支えに「生かされた証し」としてこれからも駄文の列記を続けたいと思っている。

 数日前、落語家の「桂文枝」師匠が最近のテレビ番組に対する苦言を提起されていた。継承されるまでは「桂三枝」としてご活躍されたが、ある雑誌の企画で対談したこともあり、落語家としてだけではない鋭い社会背景を指摘されるご発言に共感を覚えた。

「お前はアホか」なんて言葉が飛び交うバラエティ番組。また、相手方の誹謗中傷で勝手に盛り上がっている番組に対し、余りにも低下していると嘆かれていたが、私自身もそんな連中が登場したら、すぐにチャンネルを変えることにしている。

  あるテレビ番組に出演した際のこと。出演されている芸能人の中から二人が亡くなったことにしてナレーションを担当することになったが、メインとされた一人 はお笑い芸人で、局側から貰った資料にメルセデスベンツに憧れを抱いているとあったことから、「笑われる芸人から笑わせる芸人になった暁にはメルセデスベ ンツを」というフレーズで組み込んだのだが、そんな皮肉っぽいナレーションの内容が「さすがです」とプロデューサーから賛辞を受け、視聴者が書かれたブロ グにもそんなことが書かれていたこともあった。

 民放のテレビにはCMが付きものだが、低次元な芸人達を起用している商品自体にも抵抗感 を抱いてしまう。これは洗練されていると感じるCMは「金子みすゞさん」の詩を起用されている「非破壊検査株式会社」と、ずっとこだわり続けている「いい ちこ」の三和酒類株式会社である。

 特に後者の会社を創業された方の社葬のプロデュースと司会を担当させていただいたご仏縁があり、CMからイメージしたその時のシナリオ創作に神経を遣ったことが懐かしい。

 プロデュースという仕事で重視することは「グローバル・ブレーン」ということで、音響、照明、音楽などのプロ達とのキャスティングであり、そこに妥協という言葉は存在しない世界がある。

  今日のニュースを観ながら驚いたのは、猪瀬東京都知事の失言事件。オリンピック招致で禁句となっている問題発言をされて外国の新聞から糾弾されていた。こ れで東京への誘致は事実上不可能となってしまったようで、誘致に関して要した膨大な費用が水泡と化した。前都知事の言葉も酷かったが、猪瀬氏の今回の失言 は東京のトップとして謝罪では済まない深刻な問題であるようだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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