2022-05-14

昔話  ǸО 8895

ローマの休日昨夜は懐かしい映画「ローマの休日」をテレビで観た。割烹をやっている友人の奥さんのお気に入りだった映画だが、その奥さんも2年前の秋に亡くなられてしまって寂しく、映画を観ながら彼女のことを思い出していた。

この映画は「オードリー・ヘプバーン」と「グレゴリー・ペック」のコンビだったが、グレゴリー・ペック主演の「渚にて」を小学生時代に観て感動した思い出もあり、その後
あべのハルカスの隣付近だったと記憶するが、近映大劇場によく行ったことを憶えている。

彼女と私は幼馴染であり、三丁目の夕日の時代に屋台のたこ焼き店の醤油味のことを憶えており、いつもその話題で盛り上がっていたが、彼女のお通夜も葬儀も知らされず、参列できなかったので後悔している。

割烹の友人は奥さんに対して気になっていたことがあったそうで、それが葬儀を終えた後の引き出しを開けたら奥さんからの手紙があり、抱いていた問題が見事に解決していたことを知ったが、その話からその手紙の内容を弊社の女性司会者に語らせて録音してプレゼントする発想になり、二階の音響を駆使したら録音可能だったが、現在のスタッフのその能力はなく、仕方なく彼女の友人の専門家にお願いすることになった。

録音が完成したものを確認したが、朗読に高い実力のある彼女の語りは素晴らしく、友人も大層喜んでくれたが、私にすれば香典の代わりになったと喜んでいる。
「ナバロンの要塞」も観に行った。


奇しくも不思議なご仏縁という琴も起きている。私が「幸せ列車」のHPに掲載されていた新聞記事の写真の女性の見覚えがあり、東日本大震災が発生してからずっと気になっていた。

彼女は私が出演していたテレビ番組から弊社に入社したいと来社した人物で、入社してから3日目に九州での大規模な社葬に連れて行った際、往路の飛行機の中で「全国に出掛けられるのですね?」と言われ、帰路の新幹線の中で「入社出来てよかった」といってくれたのだが、「子供も出来ないしこの回屋で骨をうずめますからよろしく」と聞いたのだが、その半年後にご主人と一緒に来社され、「子供が出来るので退社したいと申し訳ないような表情で言われたが、彼女の故郷へ帰ると聞いたのが「気仙沼」でその新聞記事は気仙沼でご夫婦で軽トラックでたこ焼き店を開き、地域の復興に協力する行動が話題になったからで、その新聞記事を紹介してくださったのが画家の出山さんで、ご主人が弟さんだった。

北海道旅行の帰路、函館から八戸へ回り、一ノ瀬駅でドラゴン線に乗り換えて気仙沼へ立ち寄ったが、その時にふと醤油味のたこ焼きの話をしたら興味を抱かれ、次の年にテレビ「人生の楽園」で採り上げられることになり、その番組の中で「醤油味に取り組んでいる」と紹介されたのでびっくりした。

画家の出山さんも私も「幸せ列車」のトップページにリックボタンがあるが、今日「幸せ列車」の管理人さんから誘いがあり、明日に出山さんの個展に行くことになった。


今日は我が家に隣接する2軒の方が来宅され、近々に移転のために取り壊しをされると知った。疎開道路の拡張工事に伴う明け渡しだが、段々と寂しくなってきた。

あちこちに金網が張られた空き地が出て来たが、我が家の西側が歩道になるそうで大変だ。

今日は友人のお母さんからの電話もあった。97歳を迎えたそうで「取り敢えず100歳を目標に」と伝えておいたが、早く亡くなってしまった友人のことも思い出してしまった。

最後に彼と会ったのは第二警察病院が「NTT病院」と称されていた時で、支払いを待っていた時に彼から名前を呼ばれてびっくりしたが、大きな手術を受けた数日後だったことを知った。

「ローマの休日」について過去に触れたことをもう一度書いておこう。この映画のシーンでスペイン広場で「ジェラード」を食べる時、後方の時計の針が何度も異なる時間を指しており、ミステリーとして残っているし、画面のクレジットで著作権に触れなかったことから裁判に進展したケースもあり、話題になったこともあった。

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