2022-01-17
忘れてはならない日 ǸО 8797
ある天ぷら専門の食堂へ昼食に入った。天ぷら定食で知られる店舗だが、ご飯のお米の質に炊き方が素晴らしく、久し振りに美味しいご飯を食べた。
揚げたての天ぷらを次々に出してくれる。3品ほど食べたところでご飯がなくなっなので伝票を持ってレジへ行ったら、「お客さん、これから魚などの天ぷらが出ますから食べて行ってください」と厨房の男性スタッフに言われて席に戻った。
「ご飯の御代わりはご遠慮なく」と女性スタッフに言われたが、時間が気になっていたので出された天ぷらだけ食べて来た。
目の前で揚げてくれるシステムになっているので人気があるみたいで、カウンター席は20人ほどで満席になっていた。
メニューの写真を見ていたら、過日に書いた魚の会社から仕入れていることを明記され、それもこだわりなんだと理解した。
今日は阪神淡路大震災から27年目だが、薬を服用して就寝していた私が音と揺れで目覚めたのは驚きで、「御膳5時46分」なんて夢を観ている時間である。
その半年前の秋の叙勲や褒章で深いご仏縁に結ばれる人物が褒章を受けられ、3月にロイヤルホテルで記念祝賀会を開催することになり、私が全面的なプロデュースと司会を担当することになり、事務局を弊社のメモリアルサービス事業部で担当することになった。送付された案内状に添えられた出欠の葉書の窓口が弊社になっていたのでミスの内容に気を付けていた。
それが新年を迎えた17日に大きな地震が発生し、想定外のことが始まった。案内状を受け取られた方々から「中止するべきでは」とか「決行するのですか?」という問い合わせの電話の対応に苦慮することになり、スタッフ達がかなり疲弊していたことを憶えている。
そんな現実をご本人に伝えたが、「決行します。プロのあなたならなんとかできるでしょう」と言われ、地震発生から1週間後には私なりに決行するシナリオを描いていた。
松下電器の元社長やシャープの専務も出征される祝賀会で、様々な演出を考えていたが、
ご本人の友人にキタ新地のクラブでピアノ演奏をされていた方があり、そのクラブへ行ってびっくり。女性スタッフ全員が袴姿の和服で「タカラヅカ」を髣髴するような世界だった。
この記念祝賀会だが、5月に順延して決行したが、多くの方々から納得してよかったというお声をいただくことになった。
その内容については次号で紹介するのでお楽しみに。