朝、前号で触れた郵便物を取りに行こうと玄関まで出たら、２回に設置してある固定電話が鳴っている。急いで階段を上がって受話器を取ったら、その郵便物のご本人で、この「独り言」を読まれて郵便局へ電話をしてくれ、「もう少し待ったら配達されるから」と言われたので１時間待ったが、配達されないのでご本人に電話を入れ、もう限界なので病院へ行きますと伝えたら、もう一度郵便局に電話をされたそうで、私の携帯に郵便局から電話があった。

もしも危篤状態にでもなったらと気になっており、郵便局へ立ち寄ってから病院に行く予定だったが、窓口へ直接受け取りに行くと伝え、取り急ぎ病院へ行った。

相変わらず譫言が続いている。何を言いたいのかさっぱり分からず困惑するが、看護師さんによると深夜に３９度を超す高熱が出たので解熱剤の点滴で対応してくれたとのこと。

「お～いお茶を飲むか？」と言うと口を開けたので昨日にコンビニで買ったストローで飲ませたが、熱っぽい状態なので水分を欲するみたいで、びっくりする量を飲んだ。

体温が心配だったので体温計で計測したら３８，９度もあるのでびっくり。すぐにナースステーションに伝えると解熱剤の点滴を追加してくれた。

何度かお茶を飲ませてからタクシーで郵便局へ回り、郵便物を歩いて自宅に入れてから再度病院へ行った。

また何度かお茶を飲ませたが、「お茶を飲むか？」といおう言葉には反応を示すみたいで、看護師さんが「私たちだったらストローで飲まれませんのに」と驚かれていた。

解熱剤は「アセリオ」だったが、夕方には抗生物質のスルバシリンという点滴も追加された。
自宅に戻ってからこの２種類の点滴をネットで調べたら、ちょっと副作用が多くて「大丈夫かな？」と思った。

患者の体調の変化に適合する薬剤を用いているはずだが、ネット社会になって何でも情報が得られることから病院や医院も大変だと思ってしまう。

夕方に病院から歩いて帰宅した。それは妻の病魔との戦いに私が歩行という苦痛で少しで和らいでくれるように願った行動だったが、自宅に戻って歩数を確認したら今日も１万歩を超えていた。

２回目に寺田町駅に行った際、ご仏縁に結ばれるお寺の坊守さん達と会い、新年のご挨拶を交わしたが、妻が入院していることを伝えると、「あれほどお元気だった奥様が！」と驚かれていた。

知人に会ったので遅めの昼食をお好み焼きの千代さんで食べた。先々代、先代ご夫妻の葬儀を担当させて頂いたご仏縁もあるが、弊社のホールが完成したときに先代さんから立派な絵画をいただいており、今でも弊社の西館に飾られている。

そんな関係もあって現在の役員さん達が次々にご挨拶に来られたが、事情を知らない知人が不思議そうに見ていた。

その知人が、私が大病を患う前に出演していたテレビ番組を偶然に観たことを知った。それは円広志さんとメッセンジャー黒田さんがなくなったことにして、ナレーションをするというものだったが、いただいた黒田さんの情報からベンツが出たので、「笑われる芸人から笑わせる芸人になった暁にはメルセデスベンツを」と語ったことにプロデューサーやディレクターさん達がびっくりされ、瞬時にあんなシナリオが出来るなんて信じられないと驚かれていた。

この番組を観られた視聴者の方が、その日のブログに紹介されていたことを後日に知ったが、「瞬時に環境を一変させる世界はまさに驚きの世界」と賛辞くださっていたので恐縮したことを憶えている。

その知人が首から肩の激痛に苦しんでいるそうで、京都の三条山駅近くにあるタオ指圧での体験談を話したら、スマホに向かって「京都　三条　タオ」と語り掛けたら画面に地図まで出たのでびっくりした。

何でもネットで調べられる社会になったが、その裏側で被害に遭うことも増えている。今日郵便局へ行った際、「ゆうパックでお金を送るのは全部詐欺です」という表記があった。

デジカメにおかしな表示が出るので困っていたら、ネットで調べたらカードにロック機能のスイッチがあることを初めて知り、動かせてみると「カードがロックされています」の表記が消えた。

今日の写真はそれで撮影した１枚を。病院の玄関まで左側のスロープを上がるので大変であるが、昨日の帰路にスロープを下っている時、車椅子で必死にスロープを上がってくる若い男性とすれ違い、思わず「押しましょうか？」と行ったら「大丈夫です」と言われたのでそのままに下が、それからずっと後悔している。

今日のネットのニュースの中に車椅子の若い女性がバスに乗れなかった出来事が紹介されていた。車椅子を固定するためには専用席の設置があったが、そこに高齢者が座っており、どうにもならなかったとい経緯だったが、考えさせられる問題だった。