2016-12-28

年末年始  NO 5971

名神高速道路 彦根トンネルもう数日で新年を迎える。年末年始が大嫌いな私。それは医院や病院が休診するからで、そんな時に何度か救急車で搬送された経験があるからだ。

目が本当に悪くなって来ている。駅の券売機でもボタンを間違ってしまうし、パソコンの画面も見辛くなって来ている。そんなところから横着だが、「幸せ列車」で紹介されている「10年前の独り言」を転載する。

懐かしい思い出に合掌  NO 1730    2006-12-28

お通夜に行く途中で友人の奥さんとバッタリ、いつもの明るさがなく<おかしい!?>と思ったら、案の定「入院しました」と聞かされた。

半年ぐらい前から体調不良を感じていたそうだが、忙しいのと<ひょっとして病気!>という恐怖感から病院に行かず、どうにもならない状態になって救急車で運ばれたそうだ。

検査によってはっきりした病名は胃潰瘍、それもかなりひどくて出血しているとのこと。すっと点滴を受けているそうだが、このまま病院で正月を過ごし、年が明けてから手術をする可能性も高いと教えられた。

彼には4人の孫がいる。その可愛がり様は普通じゃなく、近所の人達もびっくりするほど。なぜなら、孫が誕生してから2人の子供を近所に転宅させたという事実があるからだ。

「お医者様が『胃潰瘍』と言っているのに『ガンだろう!?』と信じないので困った人です。俺に一番薬となるのは孫の顔を見ること。毎日来させろ!」と、わがま まなことを言っているそうだが、幼い子供達に病院は問題がある。院内感染なんて目に見えない怖さも秘められている。彼の心情も理解出来るが、家族にとって はそんな思いがあるのも当然のこと。「孫に会いたければ早く治癒すること」と、私が言っていたと伝えてと託してきた。

また、ガンの手術を終えて退院してきた友人もいる。定期健診から幸いにも早期発見につながり、手術時間、入院日数も予定より早めだったが、本人はどうやらそれを悪く考えてしまっているようで、「手遅れだから早く閉じた」なんて勝手な想像による被害妄想も出ているらしい。

当事者にしか分からない辛さがあるのが病気、プロである筈の医師でさえ恐怖感に苛まれると聞いたこともある。そんな友人や知人に私が体験談を話す時、必ず付言するのが「病気と寿命は違うよ」ということ。葬儀屋が言うのだから説得力が強いのか弱いのか分からない複雑な問題もあるだろうが、「病は気から」という格言だけは確かなようである。

それにしても今日の夜の気温は異常なほど暖かく、お通夜の式場テント内の暖房を全部止めたぐらいだった。

こんな異常気象は恐怖を感じる。昔の人がよく「地震でも!」と言われていたが、台湾で大きな地震発生というニュースもあった。明日は冷え込みが厳しくなるそうで、体調を崩される人も多くなるだろう。我が家の前のお医者さんも明日から休診、年末から年始に病気に罹らないように気をつけよう。

そうそう、今日のお通夜で懐かしい思い出のあるお方が親族席におられてびっくりした。今から40年前、私が初めて車を買った際、自動車会社を紹介くださった運送会社の社長さんだが、次の年に名神高速道路で大事故を起こし、大変な心配を掛けてしまった人物である。

お通夜が終わった際にお席に行くと、「憶えていてくれたの?」とニコッとされ、そこから互いの病気談議になってしまった。

その社長さんから教わったこと、それは車のエンジンルームの掃除だった。当時の車はプラグや電気位置なんて言葉が飛び交い故障が多かったが、「ガソリンス タンドでボンネットを開けた際、スタッフが驚くほどきれいにしなさい」と言われ、ラジエーターから隅々までワックス掛けをしたことを憶えている。

それで随分と得をしたこともあった。スタンドのスタッフで話題になり、いつもボンネットを開けると同時にバスタオルや毛布を持ってきてくれ、フロントグリルからラジエーターに掛けてからしか修理をしなかったからである。

その運送会社の車は掃除が徹底していたのも印象に残っている。大型トラックからライトバンまでピカピカ、特に社長さんのクラウンはエンジンルームまで光り輝いており、誰も乗りたがらないというエピソードも秘められていた。

あれから40年の月日の流れ、ご親戚の葬儀で再会というご仏縁の不思議にも手を合わせたお通夜だった。

今日の写真は名神高速道路の彦根トンネルを。
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