2004-05-27
変な声で NO 804
微熱がある時は、本当に身体がだるく、大阪の言葉で「しんどい」状態となる。
これからスケジュールがいっぱい。寝込むことだけは避けたく、朝からお医者様で診察を。
説明申し上げた症状から、触診で原因を突き止められたよう。薬を頂戴し、すぐに服用した。
朝食後と夕食後に飲む薬。3日ぐらい続けないと効果がないとご指導くださったが、症状との戦いモードに入れたことだけは確かなこと。
そんなところから、今日の葬儀は大変だった。
ご当家責任者は、秋田県出身の社員。スピーカーから流れる私の「声が変」と、彼からインカムで伝えられた女性スタッフが何度もアンプの調整にやって来る。
後方に設営した司会席、水分補給のためのお茶をセットしてくれていたが、本当に苦しい発声レベルで申し訳がない。
今日の故人は、大のタイガースファンだった。秋田の彼は狂人的な近鉄ファン。そんな彼、仕事を終えて帰社したら、来社されていた方から「お土産」と、甲子園球場のチケットを頂戴し何か不思議な「ご仏縁」を感じたが、それだけではなかったので報告を。
弊社の本部長も「また、甲子園に行ける」と喜んでいたが、定時頃、女性スタッフのひとりが、そわそわ。<何かある?>と確認したら、「今から甲子園球場に」と答えた。
<このチケットで?>と聞いてみたらそうではなく、前から友人達と約束をしていたとのこと。
甲子園の年間席、最近はタイガースの人気でプラチナチケットだそう。来社くださった神戸「公詢社 吉田社長」に感謝を申し上げる。
さて、新聞に興味深い記事があった。医療機関での「様」呼び問題である。賛否両論ある敬称だが、医師の側からは「ビジネスではない」と反対論が強いという。
また、患者の「患」の文字を一切使用しない病院も登場したそう。
比喩としてホテルのことも書かれていた。「いいサービスで、また来ていただきたい」の意が「様」だと分析。患者に「また来てください」とは医療機関ではタブーではないかという意見もあった。
葬儀の世界で見られる「矢印」の入った式場案内看板。ここにも問題があるのでは?
掲示看板の責任者である葬儀社名が入っているにも関わらず、「**家」と敬称なしで表記されているではないか。「家」とは敬称になるのだろうか?
弊社の場合は「**家様」として、「様」を小さく表記している。
また、式場拝借しているお寺名を敬称なしで表記する看板には抵抗を抱いている。弊社では「**寺様」で統一させているが、日本の社会で敬語、敬称は簡単ではなく、ちょっとした落とし穴があるみたい。