2004-02-19
ちょっと、いい「お話」 NO 706
今日、私が担当の葬儀で導師をつとめられたご住職、市外から来られた高齢の女性だったが、久し振りにお会いするお方だった。
ある「市」の仏教会から講師依頼をされて参上した講演、そこで初めてお会いしてから数年の月日の流れ。何度かお手紙を頂戴したこともあり、何か特別に懐かしい思いを抱いた。
葬儀を終えて火葬場に随行する。そこでご読経をされるお姿が美しい。お柩に手を添えられて唱えられるお経がやさしく聞こえ、聖路加病院の日野原先生が講義された「手当て」という言葉が思い浮かんできた。
そんな美しい光景に併せ、過日の北海道出張で嬉しいことがあったので書かせていただく。
札幌に行くことを知った娘から電話があり、孫の好物を送って欲しいと懇願された。それは、私の耳に「じゃがぽっくり」と聞こえ、あちこち探してみたが見つからなかった。
それを知った北海道のメンバーたち、社員の皆さんまで協力いただき探してくれたみたいで恐縮。
結果として、帰りの函館空港で偶然に発見。宅配便で送ったのだが、それをご存知でなかったメンバーからメールを頂戴した。
「じゃがぽっくりは、じゃがポックルではないでしょうか? これは、カルビーさんの製品で北海道でも一部しか販売されていないそうで、調べて問い合わせたら次のことが分かりました」
次のこととは、カルビー製菓のお客様相談室からの返信で、その商品が本当に限られた場所でしか販売されておらず、千歳空港内のお店ではインターネットで購入可能ですとアドレスまで書き込んでくださっていた。
『やめられない、止まらない、かっぱえび煎』で有名なカルビーさんだが、その返信内容の丁寧さに感銘を受けた。
あたたかいご配慮をくださった苫小牧・室蘭市民斎場の沖本社長、そしてカルビーお客様相談室の天野様。衷心より感謝いたしております。有り難うございました。
その「じゃがポックル」、一箱に8袋がセットされていたらしいが、娘が一袋を与え「ちょっとお留守番をね」と出掛けて帰宅したら、何と5袋も食べられてしまっていたという。
やめられない、止まらない。そんなおいしいお菓子、孫が嬉しそうに食べている情景が目に浮かび何より幸せ感。
さて、明日、興味深い座談会に招かれている。どんな結果になるかさっぱり分からないが、会場として指定されたホテルに遅れないように行かなければならず、お陰で明日の葬儀はスタッフが司会を担当することになった。