2004-01-15
仕事は内緒 NO 670
カレンダーに今日は「いちごの日」とあり、1月5日と同じ語呂合わせ。ちょっと単純過ぎる命名ではないかと思ってしまう。
明後日は、防災の日。阪神大震災から9年目を迎え、神戸のメンバー「株式会社 公詢社」さんでは、慰霊式典の準備を進めている筈だ。
過日、神戸に伺った時、10年目は大変な慰霊式典をされるとのことで、弊社スタッフの協力を約束してきた。
『昔、男ありけり』、そんな文体で著名な「伊勢物語」があるが、伊勢湾を望む知多半島で始まったコラムが中々のもので、大晦日から毎日更新されている。
発信しているのは「株式会社 チタソー」竹内社長で、禅宗の僧籍を持する人物。ダイナミックなパワーに秘められたやさしくて繊細な感性に触れられるだろう。是非、リンクのページからご訪問を。
さて、今日の写真だが、結婚披露宴での祝辞のひとこま。「祝辞」とは短くする「縮辞」が歓迎されるもので、欧米人のスピーチはユーモアから始まるのがマナーとなっている。
祝辞を依頼された時、「何分?」と確認することにしており、言われた分数でピッタリと結ぶことをモットーとしている。
式場に行くと、「本日、お言葉を頂戴いたしますが、何分ぐらいでございましょうか?」なんて司会者さんから質問をされることがあるが、「あなたのおっしゃる時間に合わせますが」と答えると目を丸くされるので面白い。
他府県で行われたある披露宴の女性司会者さんだったが、茶目っ気のある方で、上述のように答えると、「では、3分30秒でお願いできましたら」と返ってきた。
<これは、面白い。楽しいではないか> そんな思いを抱きながらマイクを握った。
ここでお断りを申し上げるが、私の職業は、ブライダルでは問題があるようなので、招待者側にお願いをして、予め伏せるようにしている。
ユーモアから始まり、次に会場内に強烈な緊張感を与え、短い言葉で涙を誘い、やがてお祝いムードで盛り上げ、「司会者さんからのご要望、3分30秒で結び といたします」で切り上げたが、彼女は時間を計っていたらしく「驚きました。ぴったり3分30秒でした」と、照れながらコメントを入れた。
祝宴がお開きになって席を立った時、彼女がやって来た。そして、次のように言われた。
「3分30秒なんて、大変失礼なことを申し上げて失礼いたしました。新郎新婦から『びっくりするから』とは伺っておりましたが、本当にびっくりいたしました。失礼ですが、お仕事は、何を?」
「お葬式」
後は、ご想像にお任せいたしますが、その彼女、今、毎日、この「独り言」を訪問してくださっているそうだ。