2016-02-20
幸せな食文化 NO 4472
数字から見えるイメージはその動きを確実に把握出来るもの。中国からやって来る観光客が増えているが、博多港へ毎日入港するクルーズで3000人も到着するそうで、その他に周に1回6000人が入港するというのだからびっくりである。
そんな外国人達が我が国で観光滞在をして驚くのが「米」の美味しさだそうで、日本の米は水に恵まれているからだろうか「ジャポニカ」という名称でアジアの「インディカ」と呼ばれる少し長めの米とは異質に感じられるようだ、
随分昔のことだが、米不足からタイから輸入された米を食べた思い出があるが、日本の米とは全く別物だったと実感したことが忘れられない。
日本の米の名柄も様々で、そのユニークな名柄が面白いが、青森県産の「青天の霹靂」の人気が高まっているとのニュースもあった。
旅館に宿泊して夕食や朝食の「おしながき」に御飯があり、そこに「ゆめぴりか」や「ふっくりんこ」と書いてあるのを目にすると文字だけで何か美味しいように感じになり、早く食べたくなるので不思議だが、そんなことからすると名柄の命名も重要であろう。
「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ななつぼし」「つがるロマン」「キヌヒカリ」「はえぬき」「ほしのゆめ」「ヒノヒカリ」「きらら397」「ササニシキ」「ミルキークイーン」「日本晴」「森のくまさん」などの文字を目にするどんな味がするのだろうかと興味を抱いてしまうが、炊飯よいう文化でこんな美味しい米を食べることが出来る日本人は幸せで恵まれた国民と言えるだろう。
美味しい米は冷えても美味しいと言われるが、それらを実感出来るのはオニギリにして時間が経ってから食べたら理解出来るもので、炊き立てとは別の味わいを感じることが出来る。
旅館の経営者や料理長が米の名柄に拘っているのは当たり前だが、「おしながき」に書いた文字の伝えるイメージも大切にしていると聞いたこともあり、何処かへ宿泊利用する時の楽しみのひとつとなっている。
昔、旅慣れた人が「船で出される御飯は美味しいよ。それは蒸気で炊くからだ」と語っていたことがあるが、果たしてそれは本当のことなのだろうか。テレビの番組の中でご飯を炊く名人という人物が紹介されていたことがあるが、水加減、火加減も需要だが、その前の段階にも職人技が秘められているようなことを語っていたので印象に残っている。
「仕事とは金儲けじゃない。人の助けになること」という言葉があるが、他人を幸せにするのがプロの仕事であり、我々葬儀の仕事に従事するプロは、不幸な中で少しでも不幸でないひとときをプレゼントすることが重要である。
今日の写真は「特急 ゆふいんの森」の車内限定販売の弁当を。