2015-08-03
思い出したこと NO 4269
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![スーパー北斗 スーパー北斗](images/column_images/9ze/tr003.jpg)
さて、もうすぐ夏の甲子園の高校野球が始まるが、随分昔に葬儀の司会を依頼されて遠方へ行ってみたら、故人は高校野球の歴史で知られる著名な方で、800人も会葬者が来られて大変だった。
その地の式次第では開式と同時に自由に焼香が始められ、終えると帰ってしまわれるのでご出棺までお見送りされる方はほとんどいないことになる。昔からこの式次第に強い抵抗感を覚えていたところから、導師の方と相談したらご納得いただき、開式前に「本日の式次第は」とアナウンスを入れたら参列者が驚かれたが、故人が著名な方だったところから受け入れてくださり、ご出棺の時も大勢の方々にお見送りされたのでよかったと思った体験となっている。
葬儀に参列する目的は「焼香」ではなく「お見送り」である。それなのに焼香を済ませたら帰ってしまうとは残念でならない。この方式は全国各地で行われているが、講演などで訴えて質疑応答の時に拝聴したご意見で賛同いただくことが多かった。
さて、その時の故人が何方だったかということだが、高校野球の歴史で有名な延長戦を繰り広げた時の捕手の方で、当時は「中等野球」と呼ばれていたが、1933年、25回に「1対0」でゲームセットとなった試合で、スコアボードが手書きで看板が足りなくなって大変なご苦労があったことも語り継がれている。
「人に歴史あり」という言葉もあるが、多くの方々の様々な人生のひとこまを拝聴しながら1万人以上の方々の葬儀の司会を担当して来た思い出がある。「人には思い出がある。人には人との思い出がある」というコメントを言ったことも憶えているが、「送りゆく人」「送られ逝く人」という言葉が妙に響き聞こえる昨今である。
深いお仏縁に結ばれる人物から電話が。息子さんが手術を予定されているそうで電話口で本人を励ましておいた。
私はこれまでに10回の入院で転院を含めると12回病院のお世話になっている。大きな手術を受けたこともあるが、何れも奇跡的に退院しているのでスーパー患者かもしれない。そんな体験者が励ましたら効果覿面と信じたい。
気が付くと携帯電話に着信履歴が。すぐに電話を掛けたら北海道の友人だった。仕事で広島県へ向かう途中で新幹線の車内からだった。仕事がうまく運ぶように手を合わせながら、大阪に立ち寄った際に再会が出来ればと思っている。
さて、また猛烈な台風が接近している。来たる8月6日に沖縄の南の方へ到達する気象情報があったが、910ヘクトパスカルで暴風県内の風速が55メートルで、最大瞬間風速が75メートルというだから衝撃的。沖縄や日本列島から遠ざかることを願っている。
今日の写真は北海道で何度か利用した「特急スーパー北斗」を。