2015-05-17

住民投票の日  NO 4194

大阪市庁「災害は忘れた頃にやって来る」という格言があるが、今日の朝刊の川柳特集の中に「災害は忘れぬ内に来る日本」という秀逸な句が掲載されていたのが目に留まった。

地震が毎日どこかで発生しているし、過日に台風が通過して行った。またあちこちで火山噴火の危険性問題が表面化しているし、現在も太平洋上には大型台風が北上を続けている。

周囲の意見や忠告を聞きいれない企業のトップや国家のトップの問題が次々と表面化している。ソニーやシャープも話題を呼んでいるが、かつて勤務していた友人や知人達が退職後にこんなことになってしまって残念な思いで嘆いていると想像する。

それぞれは規定の退職金を貰って7年から8年前に退職しているが、短期間でこんなに深刻になったことを驚いているだろう。

我が家のテレビに問題が生じて買い換えたのは数ヵ月前だが、前のテレビはシャープの「亀山モデル」で購入したのは8年前のことだった。その前のテレビは薄型ではなく別のメーカーの物だったが、18年間も問題なく機能していたのだから疑問を感じてしまう。

昨日に大手家電販売店に行ったが、予定していた製品を購入して宅配依頼用紙に記入していると、担当者が「抽選で当たります。どれをお選びになりますか?3点からどうぞ」と言われてアイスクリームを選択したが、そこから始まった質問攻めにはうんざり。目的は住居のリニューアルまでを含む情報入手であった。

集合住宅、一戸建て、築年数、居住年数から始まり、テレビ、エアコンなどから調理器具からバス設備まで質問され、リニューアルを積極的に勧めて来るセールストークだが、何かお願いすることがあったらあなたに指名するからと返して名刺を貰って来た。

店頭にやって来た顧客に対応するマニュアルが存在しているように感じたが、このシナリオは稚拙な感じを抱いてしまい。同行していた人物も同じように感じられたと想像する。

朝から地域の小学校に「都構想」住民投票に行って来た。近所の人達や多くの知人に会ったが、かなり関心が高いように思われた。

夜のニュースを観ていたら「大阪おばちゃんの党」の代表という女性の発言に「そんな考え方が」とびっくりした。「都構想とは何か。それは深夜のショップチャンネルみたいなもの。衝動的に買ってしまったらクーリングオフが出来ないことが怖い」というようなことだったが、なかなか本質を捉えた視点のような気がした。

橋下市長が大阪府知事の時に府庁の移転問題が出て来た。南港にある高層ビルの活用という発想だったが、災害の専門家が危険と指摘されたことが印象に残っている。

あの東日本大震災発生時に異常な揺れから内部に被害が発生したが、それは専門家が指摘した通りの地盤の質という問題が表面化した事象でもあった。

その専門家は災害に関する権威として知られる人物だが、警鐘的な発言に耳を傾ける必要があるだろう。

府、市、区と様々あるが、負、死、苦はご免である。大災害が発生しても安全な行政こそが重要で、カジノを誘致する発想をしている場合ではないと考えてしまう。

選挙結果の数字を伝えるNHKテレビを観ていたら、午後10時50分現在の開票率98%で「賛成 688106」「反対 688044」と出ていたが、自民党の事務所反対投票が多いという会見が開かれてびっくり。

その5分後に「賛成 688729」「反対 688994」。しばらくすると開票率99%で「賛成 692801」「反対 703953」となっていた。

僅かな差で反対が決定となり、大阪の将来をどうするかは政治家に委ねることになるが、松下幸之助氏が語っておられた「私」を優先させない考え方を大切にして欲しいものだ。

今日の写真は大阪市庁を撮影した1枚を。
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