2014-05-03

中継を観ながら  NO 3625


世界卓球が行われている。遠い昔に卓球をしていた歴史があり、興味深く中継を観ているが、女子の試合でカットマン同士の戦いになり「促進ルール」が適用されていたのが懐かしかった。

昔、審判を担当した試合で「促進ルール」に突入したケースがあり、我慢し合っていた選手が互いに攻撃型に変貌を遂げ、会場内の注目を一身に集める名勝負になったことがあったからだ。

今は11点制ルールだが、当時は21点制だった。同年代に長谷川信彦選手がいた。彼とは誕生日が2日違うだけで親近感を覚えていたが、レベルは大きな違いがあり、彼は日本チャンピョンから世界チャンピョンまで到達した素晴らしい活躍があった。

そんな彼が急逝されたのは2005年の秋のことだった。木を伐採中に倒木の下敷きになって亡くなられた悲報だったが、青春時代の思い出の1ページが白紙になってしまった気がした。

彼 が大阪選手権にゲストとして出場したことがあった。3回戦ぐらいだったと記憶しているが、関西の大学で有望視されていた新人と対戦、それこそ赤子の手を捻 るという諺そのもののようなレベルの相違に驚いたことを憶えているが、スポーツ選手として、また人として素晴らしい人柄だったことを伝えておこう。

さ て、卓球の大きな大会の場合、タイムテーブルというスケジュールが組まれるが、ここでクイズみたいな出題を。「520名の選手が出場する大会で、全部で何 試合が行われるか?」という問題だが、これがタイムテーブルのバックで理解しておけば簡単明瞭に答えが判明することになるので種明かしの紹介を。

答えは「519試合」となり、つまり一人の優勝者が出るには残りの519人が負けることになる訳である。

タ イムテーブルを信用してしまうことにも危険がある。第8コートで3回戦が何時何分にと思っていても、そこに至る試合が大差の場合と接戦では随分と時差が出 るからで、あくまで目安として早目に備えておかなければ失格となるケースもあるので自己責任として認識する必要がある。

これまでに様々なスポーツに挑戦した歴史があるが、それぞれでそこそこに楽しむレベルに到達出来たのは幸運だったと考える中、その要因となったことはルールとマナーの理解で、いつもまずは書物から始めるのが流儀であった。

そんな顕著な例がボウリングで、ハウスボールに油が付着して来ることに疑問を抱いて専門書を購入して繙いたら、そこに想像もしなかったことが書かれてあった。

「レー ンの板目の10枚目から外側は油を敷きません」「ボールは指の穴を開けるとバランスがおかしくなるので、予め開けることを想定して製造されており、その部 分には一部分だけ錘が仕掛けられてあり、それを縦や横に避けて穴を空けるだけで自然にフックボールやカーブボールが投げられる」

そんなことを知ったらマイボールを購入するのが早道ということになるが、どんな世界にもそんな秘められた裏側の事実があり、それを発見するまで無駄な時間を過ごさないようにということが大切である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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