2013-11-02

秋なのに  NO 3447


 コンビニの「おでん」の人気が高いようである。暑い夏の時期でも売れ行きがよかったという記事を読んだことがあったが、仕事をする部屋のエアコンによる冷え込みが背景にあったようである。

 何処のコンビニでもレジのテーブルに「おでん」のコーナーが設けられているが、数年前、ネットの中で交わされたコンビニ「おでん」のやりとりが面白かったので印象に残っている。

 投稿していた人の中に実際に販売を担当していたコンビニの店員さんもあり、24時間営業の中で販売を継続している裏話などもあって興味深いテーマとなっていた。

 そんな中で「A店」と「B店」の対抗戦みたいなやりとりが始まり、「味」よりも「衛生面」での問題に発展、結論として常時「蓋」を装備している方が支持されていたようだった。

 東京に出張した際、友人が銀座の一等地に在する「おでん屋さん」に連れて行ってくれたことがあった。一階に大きな長方形の具の入った鍋があり、2階の席までサラリーマン風の人達で満員の状態だった。

 我が家の夕食には「おでん」が多い。「関東炊き」という呼称もあるが、病的な偏食から「具」は決まっており。「動物性」のものや「海鮮類」は一切入ってないが、出汁だけはこだわりがあり、和食の割烹をやっている友人からも高い評価を受けている。

 ホテル業界の食材偽装問題の激震が続いている。「近鉄グループ」のトップの会見で「返金するまでもない問題」と発言されていたが、5年間に亘っているので多くの対象者があり、かなり反論が予想される。

 謝罪会見の光景にその会社の背景が見事に反映され、その様子を見ていると問題が発生した環境や土壌を想像することが出来、「さもありなん」という言葉を思い浮かべてしまう。

 近鉄グループの会見で気になったのは、返金しない理由の一つとして「それだけのサービスを行っている」と仰っていたが、これも謝罪としては「火に油」と物議に発展する可能性が懸念される。

 企業には顧問弁護士や警察OBが多いと言われる総務担当者の存在があるが、謝罪会見を開く前にシナリオを決定する会議が行われている筈だが、実際にマスメディアの厳しい質問を受けて、方向転換を余儀なくされてもう一度会見することのないようとアドバイスをしたい。

 著名な企業が問題発覚から謝罪をするのは、株主総会とは異質であると考えるべき。株主という限られた枠内ではなく、相手は社会というグローバルな世界。ましてやネットの環境も考えなければならず、「火に油」という炎上だけはないように対応するのが常識であろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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