2013-06-23

久し振りに  NO 3317


  昨日は休載をした。地域の学校のOB会があって出掛けていた。店名は伏せるが建物は400年前に建築された庄屋の雰囲気。当時は平均身長が低かったのか、 鴨居を潜るのに誰もが頭を下げている。案内する仲居さんも「お足元」ではなく鴨居のことばかり伝えてくれる。180センチある人なら間違いなくぶつける怖 さが印象に残った。

 隣席にある小学校の校長先生がおられた。100周年を迎える歴史ある学校だそうだが、少子化の傾向については問題のない地域だそうで、我が地域の小学校が統合するのではという噂が流れているので寂しい限りだ。

  昔、PTAの会長をしていた時、最も嫌いだったことは入学式と卒業式の挨拶だった。大人向けの話なら抵抗ないが、小学生相手に話をするのは大変なこと。元 校長だった女性の言葉に「子供相手の喋り方」が定着してしまっていると感じたこともあるが、幼い子供達への呼び掛けは簡単ではないので悩まされた。

一 年目の卒業式、来賓、教員、保護者に対する言葉は問題ないが、子供に何を話そうかと考えついたのが突飛なシナリオ。朝から自宅でハモンド・オルガンを演奏 してカセットテープに収録。それを持参して学校に行き、担当の先生と打ち合わせ、子供達への話になる前に合図するから流してと依頼。

 それは、加山雄三さんのヒット曲「旅人よ」だったが、この曲は名曲で君達が大人になっても残っているだろう。この曲を何処かで耳にしたらこの言葉を思い出して欲しいと伝えた。

 この曲の詩を書かれたのは「岩谷時子さん」だが、歌詞に入る前に「人生は旅人」というような内容の素晴らしい序文があり、流れて来た音楽に合わせてその部分を朗読したのである。

 それは、結果として大きな反響があった。来賓、先生をはじめ多くの保護者の方々から「詩の部分をメモしたいから教えて」との要望があったからだ。

 もうあれから30年の月日が流れるが、今でも「旅人よ」が歌い続けられているので嬉しく思っている。その時の子供達が果たして憶えているだろうかは疑問だが、少なくとも名曲だったことになるので喜ばしい。

 もう一つ突飛な挨拶をした卒業式のことを書いておこう。それは、関東のある学校の校歌の歌詞。校長先生が依頼されて創作された歌詞なのだが、その内容は誰もが信じられないものだった。

「世の中は広い。次のような歌詞で歌われる校歌があるので紹介をする」と始めたのだが「勉強しなくてよい。健康であればよい」というような言葉が並んでいるのだからびっくり。これも多くの方々から「メモさせて」となったのだから面白くて懐かしい思い出となっている。

 当時から「葬儀」という仕事に従事している私だが、葬儀とは「人世の卒業式」と説かれたある高僧のお言葉が印象に残っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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