2013-01-16
飛行機の秘話 NO 3165"
数日前、今打ち込んでいるパソコン選びにご一緒くださった人物との会話の中に、びっくりするご体験談があった。
2007年に高知空港で起きた全日空のボンバルディア機の胴体着陸に搭乗されておられたそうだ。
そのアクシデントは、大阪の伊丹空港を離陸して着陸態勢に入ってから機長が気付いたもので、前輪が出ないというハプニングであった。
空港の上空を飛行し、管制塔に目視して貰ったらやはり前輪が出ていないことが確認され、後輪だけを着地させてすぐに飛び上がるタッチアンドゴーを繰り返し ても解決せず、やがて機長は胴体着陸しか道がないことを赫怒したそうだが、このボンバル機には燃料を捨てるシステムがなく、燃料消費のために2時間ほど旋 回し、残り10分ほどの燃料しかないことを乗客に知らせ、こんな想定も訓練しているのでご安心をとアナウンスを行い、その後に後輪だけで着陸、15秒後に 前輪の出ない状態で前部の機体が着地。一人の負傷者もなく着陸を果たした出来事だった。
空港の消防庁の判断で着陸前に滑走路に消火剤を散布していたそうで、火花が散ったそうだが発火には至らず、奇跡のような着陸劇で機内では乗客の拍手が起きたそうであるが、そんなことは一切報道されず、ただ胴体着陸だけが取り上げていたそうだ。
この出来事での特徴的なことは、2時間も旋回していたことからマスコミに知られるところとなり、NHKをはじめ多くのテレビが中継し、内閣にも対策室が設けられたというニュースもあった。
最近の号で触れてきた「787型機」の連続事故もあるが、こんな体験は絶対にしたくないもの。もしも被害者となっておられたらこのパソコンになることはなかった筈である。
随分と昔だが、長崎県の大村空港から大阪へ向かうフレンドシップ機で、福岡県上空で起きた乱気流に巻き込まれ、客室乗務員が手にしていたお盆をひっくり返 し、私の上着に6,7杯の熱い紅茶がこぼされるという被害に遭ったが、大阪空港到着時にクリーニング代を出してくれたことを憶えている。
これは前にも書いたことがあるが、フレンドシップという飛行機は胴体の上部に翼があり、どの客席からも外の景色が邪魔されないところから人気があったが、40人ぐらいの定員だったので幹線には導入されていなかった。
飛行機は速くて便利な乗り物だが、上述のようなハプニングや片方のエンジンがストップすることに出遭ったら、間違いなく後悔するであろうし、反省はするが後悔はしないという仕事に於けるプロの観点から乗りたくない思いがあると吐露しておこう。
どちらにしても、今日あることは幸運なこと。飛行機や列車を利用しても事故に遭遇しなかったから今日があると手を合わす。