2012-11-28

選挙モードの中で  NO 3113


 風邪の症状からだろうか、どうも熱っぽく、昨日の号でどのようなことを書いたかはっきりせず、今日確認してみたら「橋下氏」が「橋下市」になっていた。

 先日の日曜日、大阪マラソンが開催されていたが、グァムに在住している姪が昨年に続いて参加。目標だった5時間以内で完走したそうで久し振りに食事をしてきた。

 子供が生まれるまでサイパンに在住し、ホテルのマネージャーを担当していたが、伴侶の転勤からグァムに移転して家を新築したのだから永住するつもりなのかもしれない。

 そんな彼女から面白い話を聞いた。あるホテルからファミリーで宿泊して気付いたことを指摘欲しいと依頼されたそうで、幾つか信じられない問題を指摘したらホテル側が衝撃を受けたというものであった。

 その中にあるアジアの国のファミリーがレストラン内でやらかしたとんでもない事件は信じられないレベルで、ホテルスタッフが気付かない間に行われていた出来事は、まさに顰蹙を買うものだった。

 日本人は昔から「恥の文化」が定着している一方に「旅の恥は掻き捨て」なんて諺もあるので不思議だが、前述の事件は「かの国」らしい行動でもあった。

 さて、北海道から関東へ立ち寄った今回の旅だが、ホテルの宿泊している際に部屋に届けてくれる新聞の地方紙を読むのも楽しみだが、「個人情報」ならぬ「故人情報」がいっぱい掲載されていたのには驚かされた。

 故人名、喪主名、住所、電話番号、式場、通夜と葬儀の日時などが掲載されているものだが、所謂新聞の「黒枠広告」とは全く異なる訃報記事のようで、遺族側が掲載料金を支払うケースではないものだった。

 調べてみると、葬儀を受注した業者が新聞社にファクシミリで送信しているみたいで、その慣習が定着してしまったようで、その地では疑問を抱く人も少ないようである。

 もしも、これが大阪や東京で行われたらどうだろうか。まず人口が多いので掲載ページが膨大になるので物理的に不可能となるが、それよりも「個人情報」だというクレームが殺到するものと想像する。

 そんな訃報記事を歓迎しているのは仏壇店、墓地、墓石に関する業種、香典返し業、百貨店、弁護士、司法書士などだが、強迫商法的な占い師のターゲットになる危険性も考えられるだろう。

 随分昔のことだが、葬儀から数日後に「こんな物が郵送されて来ました」と相談に来社された方があった。それは、「あなたの家の祀り方や先祖に問題がないか無料で調べます」というもので、3代前に遡る必要があるので戸籍謄本を準備してくださいとの付言もあった。

 過去に何方かが夭逝されていたりしたら間違いなく「お祓い」を受けなければと脅す手法だが、難を逃れるためには墓石を立て替えなければ、なんてビジネスに発展するものである。

 人間とは弱いものである。そんな弱みに付け込む悪質ビジネスが山ほどあり、被害に遭わないよう願っているが、女性週刊誌の中に「占い師」の広告が多いのが気になるこの頃である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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