2011-08-21
懐かしい思い出 NO 2675
なでしこジャパンに国民栄誉賞が授与された。素晴らしい結果に至ったのだから心から拍手を贈る。
そんな彼女達がらキャンプに入るそう。その地はすでに有名となった岡山県の湯郷温泉。大阪から中国道を車で2時間半ぐらい走行すると美作(みまさか)インターに着くが、そこから約10分で湯郷温泉に至る。
何度か行ったことのある湯郷温泉だが、2年間アメリカに行くことになった初孫を、高知のアンパンマン・ミュージアムに連れて行った帰路に立ち寄ったのが印象に残っている。
ポピー・スプリングという現代的なホテルに宿泊し、室内扉をオープンして貰い、2部屋が行き来出来るルーム設定が嬉しく、もう10年も経つのに、ホテル近くの公営「鷺温泉館」に何度も行ったことまで今でも鮮明に憶えている。
その際、昼食に立ち寄ったのがインター近くにあった「もうもう館」で、「かまくら」みたいな別室で焼肉を食したのだが、今は閉店となったそうで寂しい思いも。
同系列のグランドホテルにも宿泊したことがあるが、その際、孫が発熱してびっくり。土曜日だったので私が世話になっていた医院に電話を入れ、中国道を飛ばして帰阪したことも懐かしい思い出である。
なでしこジャパンの監督から「エステがあるので彼女達は喜ぶでしょう」とのコメントがあったが、それならば、ほぼポピー・スプリングだと推察する。初めて 宿泊した時、総支配人から「憶えておられますか?」と言われてびっくり。彼が大阪の大規模ホテルにおられた際に招待されたことがあったから。
2回目に宿泊した時には退職されていたが、特別サービスをしてくれたことに感謝している。
人生にあって振り返ることは幸せなこと。そこに生きた証となる思い出が存在することに気付くが、上述の「もうもう館」のように廃業してしまった事実を知ると一抹の寂しさ以上のものがある。
この冬に行った湯村温泉の大きな旅館も廃業したそうでびっくりしたが、お気に入りで何度か行ったことのある熊本県「湯の児」温泉の旅館も廃業したみたいで寂しい限り。
観光地の旅館やホテルの経営も大変なようで、ネットで検索すると公式ホームページの前に、楽天トラベルやじゃらんのような手配サービス・システムが牛耳っている実態が見えるし、それがネットで直接予約すると特別プランが提供されるというケースが増えている実情のようだ。
旅館にも様々なサービス発想がある。九州の天瀬温泉のある旅館では支配人がハモンド・オルガンを演奏してくれるそうで、同じ楽器を習っていた私としては是 非行ってみたいと思っているし、愛媛県の道後温泉には、エコをキーワードに打ち出している旅館があり、家庭で使用したてんぷら油をペットボトルで持参する と特別割引されるというサービスも行われている。
10種類の枕を選べるホテルもあったし、乳癌の手術をされた女性のために専用の入浴用バスタオルを用意している旅館もあった。
ふと人生を遡ってみると、青春時代に一人旅をした際に宿泊した城嶋高原の別府ニューグランドホテルも、当時は関西汽船が経営していたのに、その後 伊藤忠系列に変わり、今は後楽園系列になっている。
そのすぐ近くの山下湖にあって、人気の高かった九重レークサイドホテルも、宿泊した数ヵ月後に発生した地震で一階が壊れ、その後、全面的に立て替えられたが廃業に至ったそうで寂しい限り。
一方で、坂本竜馬達が利用したという山口県湯田温泉の松田屋は今も健在。維新の湯と名付けられた浴場に何度か入ったが、幕末の時代を想像する雰囲気が感じられたものだ。
旅館のホームページを開いて気付くことがある。それは会員サービスを表記しているケースで、会員でない人なら避けることになるパーセンテージが高くなるのでは?との老婆心も。