2009-06-19

K先生、有り難う  NO 2456"


 写真は600名という大規模なホテルでの「偲ぶ会」の設営風景、私の仕事の場である司会台もセッティングしてあるが、手元を照らす照明器具と氷の入っていない水が不可欠。喉が渇いて飲む時は、お客様に気付かれないようにするのは勿論である。

 昨日のハードな運動量からか、朝のSTでは発声が今ひとつ。先生は過日に遠方の出身大学へ研修に行かれ、尊敬される師に私の症状についてアドバイスをいただいたそうで心から感謝の合掌を申し上げた。

<階段の2回目がやり過ぎだったかも?>と考えながら戻ったら、すぐにPTの先生がやって来られた。

 いつもの先生がお休み。そこで代行の女性療法士さんが来られたのだが、今日は病室で行なわれる日、彼女の出身地のことを話題にしながらリハビリ・タイムを過ごした。

  山口県岩国市出身という彼女、お父さんと島根県の浜田市へ美味しい魚を買い求めに行かれるのが楽しみだったそうだが、高速道路の休日限定キロ割引の活用す るためにETCカードを2枚準備し、途中のインターチェンジで一旦降りるというので「なるほど!」と納得と感心。感心は大いに今後の「関心」につながっ た。

 温泉好きの私が湯田温泉によく立ち寄ったこと、九州を結ぶ周防灘フェリーや、仙崎の「金子みすゞ」さんのことなどに触れたらびっくりされたようで、かなり変なオジサンと感じただろうと思っている。

 午前中のリハビリを終えると昼食後はゆっくり。やがてやって来た妻を病室に置いて私はサテライト・コーナーで数人の患者仲間とリハビリ談話。そこで入手した情報は貴重なことが多く、これからの私の余生に大きな影響を与えてくれるものである。

 そのコーナーで検温と血圧を測定してくれた看護師さんは、私が勝手にチャングムと呼称している新人さん。時折におかしな数値を言うので「もう一度」と計測し直すと必ず異なる数値となり、「しっかりしなさいよ」と激励している。

  直向きで一生懸命な姿に好感が持てる彼女、この4月に勤務を始めて挨拶に来た際のこと。、ナイチンゲールの「ランプの天使」の話をした時、「ナイチンゲー ルの本をいっぱい読みました」と嬉しそうに返してきた表情にホスピタリティを感じたが、それをずっと忘れないようにと願っている。

 間もなく退院という状況、夕方に担当くださったOTのK先生から、施術が終わった時に「今日が最後の担当でした」と言われてびっくりすると共に寂しい思い。

彼は、この3ヶ月で著しい進化を遂げた人物。「あなたは『凝り』ポイント発見の天才だ」と賛辞の言葉を何度も掛けたことがあるし、それだからこそ「彼なら」と考えて数冊の書物を託した経緯もあったが、きっとこの病院の「人<財>」の一人になると確信している。

 夕方、妻のためにと「炊き込みご飯」と「十割そば」を届けてくれた友人に感謝。間食禁止なのに退院近しというところから少しだけいただいたが、中々の味付けで妻もびっくり。2人一緒に帰って行ったら病室が無性に静かになった。

、明日のリハビリは9時5分のOTのみ。上述のように、いつもの先生ではなく代行の女性の先生が担当くださる。その後は出掛けることになるので期待と心配の「両方」に揺れ動いている。ずべてが「療法」につながればと願って今日の号を結ぼう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net