2005-07-09

出会いから  NO 1205


 午前中は雨が降らずに助かったが、私が担当した午後の葬儀は大雨。仮設テント内に会葬者が収まったのは救いだったが、ご出棺前の猛烈な雨で小止みになるまで5分ほど待つことに。

 童謡、唱歌をこよなく愛されていた女性、静かな癒しの調べの流れる中でご出棺となった。

 雨の影響でスタッフの仕事が増える。そこで火葬場まで随行し、そこから「御斎」の会場までお供してきた。

 急いで帰社、今晩のコンサートの準備に入る。音響と照明のセッティングを済ませ部屋に戻った。

 机の上に手紙が添えられDVDが置かれてある。四国の塾生が担当した葬儀の収録版だったが、全体的な流れの中でキーワードになる部分を確認したら、2ヶ月前から比べると「やさしさ」のアップが感じられる。

本人の解説にもあったがスタッフの動きに問題が残るようだが、愛媛県ではオンリーワンになりつつあるのは確か。葬送のサービスという観点からすると互助会では絶対に無理な「送る」と「贈る」の本義が伝わってくる。

 彼は、確実に成長している。葬儀の司会の意味を理解したようだし、後はその背景に伴う「悩み」というプロセスの解決。自身の意識改革が始まると同時にスタッフとの温度差が目立ってくるからだ。

 しかし、それらも近い将来に間違いなく実を結ぶと確信している。プロになる根本的な条件として「自らがプロ」として意識を抱くこと。そこからすべてが始まるとアドバイスしたい。

 えにしとは不思議なもの、今日も素晴らしい人物と出会った。会社の近所の方のご縁で来社された若い人、彼はクロマティック・ハーモニカの演奏家だった。

 今日のミュージカル・コンサート、予定外に高橋三鈴さんが客席におられた。そこで終了後、急遽無理なお願いをしてシンセサイザーとのコラボテストを行った。

 彼の自宅からファクシミリで送信されたスコアをコピー、音合わせもなくいきなり「協奏」となったが、それは互いに見事な演奏。2週間後の土曜日に特別ゲストとして出演いただくことに進展した。

 様々な大会で優勝経験を持つ彼の演奏レベルは中々のもの。当日に来場される方々は幸運ということになるだろう。

 そんな中、四国の仕入れ業者さんから電話。私に会いたいという人物のアポ。相手さんは我々の業界では有名な会社、九州からやって来られるそう。時間の決定は前日の電話確認でという条件で対応したが、どんなお話しになるかが興味深い。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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