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2003-10-29

葬祭・葬儀 協会    NO 589

数年前に行われた講演会、そこでご一緒した、ある大学教授と久し振りにお会いした。

 前回の時は、我々二人が講師という立場。そこで、社会学の専門家というお立場からの、葬儀について様々なご意見を拝聴させていただいた。

 「葬儀を勉強するなら、まず、宗教を勉強しなさい。出来たら『儒教』に取り組まれることを薦めるよ」

 そうおっしゃってくださったことが懐かしいが、教授は、その時の会話のことを逐一ご記憶され、今度は、次のようにご指導くださった。

 「葬儀も難しい時代に入ったようだ。宗教を超越する発想転換も必要だ。葬祭業はサービス業という認識も重要だが、悲嘆についてのケアやグリーフワークを勉強しなければならないだろう」

 弊社が加盟する日本トータライフ協会には、そんな研究をしているメンバーが存在し、カウンセラーの勉強まで進んでいるとお話し申し上げると、「それは、素晴らしいことだ」とご賛同をいただき、当協会のHPにご興味を抱いてくださることになった。

 そんな協会だが、インターネットに詳しいメンバーによると、文字検索で「日本 葬祭 協会」「日本 葬儀 協会」ではトップに登場するそうで、グーグルで検索してみたら本当にトップに出て来たのでびっくりした。

 メンバーの会費で運営される非営利団体だが、アクセスが多いという背景には、ほぼ毎日更新中のコラム「有為転変」の存在があり、全国の葬祭業界で大きな話題になっているが、葬祭業界以外の方々のご訪問がはるかに多いというので驚いている。

 全国に点在するメンバーたちが書いているそれぞれのコラムの存在もあるが、時折、「ハッ」とする問題提起が記述されることがあり、弊社スタッフたちも、毎日、それぞれのページを訪問することが日課。

 しかし、何より勉強になることは、メンバー専用掲示板への書き込み。これこそ「必見」という世界であり、毎日、プリントアウトされたものを閲覧しているメンバー会社が多くある。

 「*月*日の**君の書き込み、感動しただろう。君たちは、いつになったらあれを具現化できるのだ」

 そんな要望が掲示板に触発され次々に出されるが、スタッフ自身が「すごい」と感動していることが何よりで、それぞれの会社のオリジナルティで「かたち」として昇華されているところが協会加盟のメリット。

 メンバーたちが目覚めて実践している愛と癒しのサービス。それらは、今、葬祭業者やホテル業界に於いて、注目を一心に集める段階に至ってきている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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