最新 最古
2004-03-29

思い直して    NO 747

2月の中旬にスケジュールが重なり、鹿児島から札幌へ直行することになったが、どうも鹿児島に行くスケジュールが入ると不思議に何かと重なってしまう。

 予定に入ってきた鹿児島行きが、弊社が加盟する日本トータライフ協会の東京研修会と重なり、そのまま鹿児島へ飛ぶことに。

 「来る何月何日」というスケジュールは、私の仕事にあっては大きなプレッシャー。

一生に一回限りの葬儀にあって「司会を」と依頼を頂戴しても身体は一つ。「なんで重なるの?」の人生繰り返し、もうどこかで線引きをしなければ体力が持たないと思い出した年齢。

 協会のメンバーでは私が最長老、メンバー専用掲示板での若いメンバー達のバイタリティに刺激されながらやって来たが、<ぼちぼち隠居も>なんて考えが桜のようにちらほら。それは、<墓地墓地>に近いづいていることだと気付いて身震い。

 「故人のお心残りは?」「喪主さんのお心残りは?」なんて質問をしている日々の仕事だが、このままでは自身に心残りが生まれてしまいそう。そんな訳で、もうちょっと頑張ろうかと思い直した。

 <自身の葬儀は、どうあるべきか?> そんな素朴な疑問が発端となって誕生した日本トータライフ協会。葬祭業界を代表するようなメンバー達に囲まれながら進んできたが、何より「ビジネス抜き」の非営利というのが特徴的。

 高僧「良寛」様の残された「花は無心にして蝶を招く」「蝶は無心にして花を尋ねる」という言葉があるが、振り返ってみれば、それが当協会で互いが抱いたこの数年であったような気がする。

 協会HPの玄関からご訪問くださった方々から「やさしい団体ね」というお言葉を頂戴するが、メンバー達は本気で「悲しみのプロ」を目指している。

 協会で発信を続けている「コラム 有為転変」も、今日で785号。多くのご訪問をいただくようになり、葬祭業界では誰もが知る有名な存在になった。

 メンバー各社が発信しているコラムのページのアクセスもどんどん増えており、それぞれがエンターボタンを押すのにプレーッシャーを感じ出しているよう。

 ふと訪問をした「空飛ぶ水冠」のコラム「迷いの窓」も更新されていた。発信者の女性はメンバーではないが、一部のメンバーや弊社のスタッフから「函館のマドンナ」という敬称も耳にした。

 最新号は人気を博したテレビドラマ「白い巨塔」のことが書かれてあり、如何にも彼女らしい筆力だと再認識。

 ご興味があれば、弊社HP内「久世栄三郎の世界」からお進みください。

 さて、結びに、最近のホテル業界に動きを感じる。偲ぶ会、お別れ会、社葬などのホテル葬に対するレクチャー要望が増えており、今日も誰もが知られるホテルからの要望があった。

 新規の立ち上げ、見直し、変革、グレードアップなど様々なケースがあるが、数日前のホテル、私に要望される道を選ばれた結論を確かめると、「最速の道」とおっしゃってくださったのが嬉しかった。期待に応える努力をしよう。
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