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2004-04-29

?§・Wの中で   NO 778

 早朝5時頃、知人のご訃報の電話があった。

すぐに担当スタッフが第一次対応に走ってくれたが、ご急逝ということから、朝の第二次打ち合わせ時に女性スタッフがアシストする体制で臨んでいた。

 悲しみの強いケースでは女性天性のホスピタリティは重要なもの、弊社では女性スタッフの育成に取り組んでおり、今後の増員を真剣に考えている。

 弔問や会葬者の多いことが予想され、1時間半の葬儀ということで進められるが、ご遺族を少しでも慰められるような式進行を考えたい。

 今、世の中はゴールデンウイークを迎えているが、こんな時期の葬儀は大変。ご親戚や関係会社への連絡も付かず、通知が出来ても交通機関の混雑や切符が手に入らない問題も。そんな悲劇が全国で発生していることも知って欲しいもの。

 明日の通夜は私が担当する予定だが、たまたま遠方から来社されるアポ予定があり、朝から電話で事情を伝え、早めの来社をと無理をお願いすることになった。

 電話での話では、全国放送のテレビ取材も飛び込んでいるそうで、「出来るだけ早く着くように出発します」と言われてホッとする。

 スタッフによると、2日の葬儀のスケジュールまで入っているそう。

「何とかお願いします」と言われても、身体は一つで時間調整が大変。そんな中で「一生に一回の葬儀なのに、どうしてあなたが司会をしてくれなかったの」なんてお客様の心残りは、そのまま私の心残りともなってくる。

 世の中は皮肉なもの。社葬とホテル葬が同日同時間に重なった辛い経験もあるが、<どうして、こうなるの?>ということも世の常。どんな仕事でもそんな繰り返しだろう。

 5月は東京、名古屋、北海道に行く予定が入っており、6月は鹿児島行きも。講演やセミナーの予定も7月まで決まっている。

そんな中、日本トータライフ協会の研修会も迫ってきた。近い内にカリキュラムの決定がされるだろうが、最近、各社が多忙の様子。それぞれのメンバー達が発信しているコラムや掲示板を見ると、葬祭式場建設中や外国へ研修にという書き込みもある。

 そんな多忙なメンバー達が、協会の研修会となれば多くの社員を伴って参加してくる。

協会とは、そんな不思議な魅力のある組織団体として育ってきているが、参加した社員全員が「意識改革につながった」「明日から役立てよう」という報告があるのだから嬉しいところ。

 毎月、数人のメンバー達と話をするが、会う度に全員から「身体、大丈夫ですか? 大切にしてくださいよ」と言われている。

 葬儀社である彼らに言われるのだから<大丈夫?>。最近、そんな思いをするようになってきた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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