2004-06-02
号外に思う NO 809
企画室発信の「号外」があったが、これを主催しているのは「フューネラル・ハウス」。
昨年11月に開設したHPが話題を呼び、様々な業界から注目を浴びている。
この企画、東京の代官山の有名なレストランでも開催されるが、多くのマスメディアから取材が殺到。担当プロデューサーがパニックに陥っているとの情報があった。
葬祭業界には、ブライダルからの転出組や異業種の参入も増加の一途。元々「隙間産業」と分析されていた業界が、お客様の意識改革やニーズ変化で一挙に爆発。今や外資の参入までみられるようになった。
テレビのCMを見れば保険会社とサラ金のオンパレード。高齢社会を背景にした「歪」みたいな波を感じるが、今や世の中何でもありの様相を呈している。
葬儀も価格破壊を売り物にする変な業者も登場したが、パックやセットで人生終焉の大切な儀式を送られたくないもの。
「次の方、ご案内」というようなベルトコンベア式をお好みなら互助会さんに依頼をされたらいいが、その組織の破綻が報じられるようになってややこしい時代。
冠婚葬祭の「結婚式」が足を引っ張り、葬儀に対するお客様のニーズが変化すれば互助会の崩壊は確実のよう。
経営の厳しくなった大手の互助会さん、経費の締め付けも想像を絶するレベル。料理のキックバックが4割以上という信じられない実態も飛び出した。
そんな金額で受注をされる料理屋さんが存在するのも不思議な話。食されるお客様も災難だろう。
弊社は、互助会さんや隣接同業者さんの存在を歓迎している。なぜなら参列された方々に格差の事実を感じていただけるから。
日本トータライフ協会に加盟して、様々なノウハウとソフトを有することになったが、何より感謝していることはそれぞれが葬儀のことを純粋に考え、利益を度外視して社会賛同されることに真剣に取り組む姿勢。
そんなメンバー達と社員が交流できたのが最高の財産。それらは自身の仕事の誇りに結びついたよう。
もうすぐ研修会だが、また新しい世界を学んで持ち帰り、昇華に向かって邁進してくれるだろうと期待している。