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2004-05-30

不運・幸運?   NO 807

女性会の総会に出席。冒頭で会長の代行ということで挨拶を。

 「婦人」という言葉が差別用語のようになり、今はすべてが「女性」となってきているようだが、「女らしく」「夫唱婦随」なんて発言したら叱られる時代。

 そんな嫌味を言ったので嫌われたかもしれない。

 会の後半にビンゴゲームがあった。頂戴したカードの番号を順に開けていくが、7つのリーチがあっても中々当たらず、複雑な思いを抱く。

 ゲストの立場は注目される。早く当たったら「?」が生まれるし、あまり遅すぎると気の毒がられる。そんなところから、中間ぐらいで当たればいいなと考えた。

 昔から籤運の悪い私。過日、WOWOWの深夜番組を見ていたら、韓国映画の中で「いい言葉」がセリフがあって耳に残った。

 年老いた男性が若い女性に向かって次のように教えている。

 『運命とは、努力したものに天が掛けてくれる橋のようなものだ』

 そこで納得。それから何事にも努力をしようと意識改革しているが、世の中には間違いなく「貧乏くじ」を引かされる人も多いことは事実。

 昔、あるラジオの1時間番組にゲストで出演していた時のこと。放送時間の終わりが近付くと、応募葉書の抽選というのがあった。

 サテライトスタジオでの生放送。ガラス越しで多くの見学者もおられる。

 「さて、お楽しみの抽選の発表ですよ」

 女性アナウンサーが、そう言うと、前に山積みされた葉書の中から1枚を取り出し、当選者として住所と名前を読み出した。

 その葉書、番組前から1枚だけ飛び出していたことは確か。葉書に書かれたメッセージの内容がいいからと、抜粋していたのが本当の話。

 あるテレビの生放送、ゲストがそれぞれ葉書を1枚ずつということで、私も透明のプラスチックケースに手を入れたことがある。

 確かキダ・タローさん、中条きよしさんとご一緒だった筈だが、この時は「厳正な抽選」ということで、横にガードマンらしき服装を身に着けた確認者が立ち、いかにもそれらしき演出がされていた。

 一方で、大きなイベントにプロデューサーとして携わった時、本番前夜祭のパーティーで「不当な演出?」が行われたこともある。

 特別賞、特等から5等までびっくりするような景品がある。お偉い来賓に当てなければならないという主催者側の命があり、一等賞5人の中の一人に来賓を仕掛けた。

 それぞれが手にされている番号札。初めから誰に何番を与えておくかからシナリオづくり。箱の中を取り出す人物と打ち合わせ、箱の上部に貼り付けたものを取り出す仕組み。

 それらすべてが「不自然」でないような進行が求められるが、この時、正規の抽選で特別賞が特別来賓に当たってしまった偶然に唖然とした。

 やはり、運命とは作為できないものなのだろうか?
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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