2004-06-12
思い掛けない来客 NO 818
ちょうど1年前、姪の結婚式にサイパンへ行っていた。
英語が達者でサイパンのホテルのマネージャーをしている彼女、結婚記念日ということで日本に帰り、二人で突然やってきた。
数日前から東京にいたそうで、昨日に大阪入り。「昨日、どこのホテルに宿泊?」と聞いたら意外なことを。トミーズの雅さんの家に世話になり、今日も泊めてもらうとのこと。
彼がサイパンに来られてから懇意にしていただいているそうで、ファミリーとの交友があることを知った。
夕景の海をバックに行われた結婚式、新婦をエスコートして、砂の上に敷かれた真っ赤な絨毯を歩いた緊張感を思い出す。
そんな彼女から教えられたことで、自分の無知を恥ずかしく思ったことがあった。
グアム島はアメリカ領だが、サイパンはそうではないということ。これまでの勝手な思い込みを払拭し、頭の中の引き出しを整理した。
今日、台風がやってきて欠陥住宅の我が家を揺らしてくれたが、彼女が面白いことを言っていたので紹介を。
「格安航空券は、いざという時に問題があるからね」
それは、サイパンやグアムを襲う台風に関すること。
欠航が相次ぎ数泊を余儀なくされ、やっと飛べることになった場合、高額航空運賃の乗客から優先されるそうで、何日もホテルで足止めされ嘆くことを覚悟するべきと言われた。
また、入国時の検査がいよいよ厳しくなっているそうで、女性が身に着けるブラジャーは、ワイヤー入りを着用されないのも気分を害さないためのテクニックだそうで、過日の大阪空港で私が体験したベルトのバックル事件を思い出した。
石油の値上がりで、国際線航空貨物の運賃もアップしてきているが、食料品をアメリカに送る際の規制が厳しく、カップ麺でも乾燥肉が入っているものは通らないこともあるという。
アメリカにいる娘に友人が何かを送ってくれようとした際「領事館か大使館の許可を」と言われて驚いたとも聞いたが、ぼちぼち食料品を送って欲しいとメールが届きそうな頃。規制されるものを徹底チェックしてから用意しなければいけないようで面倒だ。
最近のホテルの朝食、夕食にバイキングケースが増えているし、ランチバイキングにも女性の人気があるみたい。
これまでに体験したバイキングサービスで、午後10時からという夜食のバイキングには驚いたが、宿泊客の中でサラリーマンやお父さんらしい方など、男性には結構人気が高かった。
彼女夫婦が帰る際、ちょっとホテルサービスについて講義をしておいた。それは私の抱くホテルサービスでの不満のことだが、「そうなん」だと、えらく感心していた様子。
それらが彼女の今後に役立ってくれるアドバイスになってくれたらとの思いを託し、土産話と教えておいた。