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2004-06-04

鹿児島のホテルから   NO 812

昨夜の会食の会場、センタービルの最上階で200メートル以上の高さ。窓側の大きなガラスに近付くことの出来ない高所恐怖症。飛行機も高層ビルも大の苦手。生涯「臆病」の性格で過ごすことになるだろう。

 それぞれの地から集ったメンバー達、会食、二次会と進んでも話し合いばかり。東京都庁の周辺は、かなり熱っぽくなっていたように感じた。

 研修会を終え、伴った女性スタッフと東京駅で別れる。彼女は、また別の研修のために横浜に。私は羽田空港から鹿児島に向かった。

 出発寸前の機内、最後に搭乗してきた人物が、客室乗務員を呼び付けてクレームを。

 胸にあるのは議員バッジ。その高慢ちきな態度と口調を蔑視する乗客たち。担当していた乗務員が気の毒だった。

 高度を下げ着陸態勢、そこで揺れ始めた。すぐにアナウンスがあり、鹿児島上空の強風が伝えられる。

 それは、小型台風並み。瞬間最大風速が20メートルもあったそう。タクシーに乗る際にも凄かったが、これを打ち込んでいるホテルの部屋の窓ガラスが「ヒュー」鳴いている。

 大阪から先入りしていた十数人が乗ったバス、ホテル玄関に偶然同時に到着。彼らの飛行機もかなり揺れたと聞いた。

 大浴場に行ってから会食が始まった。隣席の人物が携帯電話で撮影し、奥さんに送信している。

 しばらくするとメールの返信が。「皆さん、お疲れモードね? 早くオヤスミしなさいよ」なんて言葉が書かれていたよう。

 会食会場に行く前、エレベーターのところで、ちょっとした事件。仲間の一人が大浴場でルーム・キーをなくしたそう。洗い場に置き忘れてサウナに入っていたら消えてしまったと言うが、部屋を荒らされている可能性も。そこでフロントから合鍵を持ってきてもらった。

 幸い財布の被害はなかったが、「気持ち悪い」ということから、部屋のチェンジが行われた。

 重い荷物を持ってきたからか、首筋から足までキンキン。そこでマッサージのお世話になるが、この方の技術が抜群。6年前に11時間も心臓の大手術をされ、62針も縫われたそうだが、毎日生きていることが「おまけ」みたいな人生とおっしゃっていた。

 東京のホテルで「おにぎり」だった夜食、今日はオリジナル・インスタントラーメン。熱い湯を注いで食したが、やはり440円らしい味だった。

 ワープロ、パソコンと進化した時代、文字の美しさや表現力が確実に低下。それらは、知覧にある若い特攻隊の手紙を見れば一目瞭然。歴史の流れに身が引き締まる思いを抱いた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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