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2004-07-12

後ろ姿   NO 848

女性スタッフ達が、連日遅くまで頑張ってくれている。休日変更をしてくれた社員もあり、労いの言葉を電話で伝えた。

 今、私は多くの原稿依頼があって大変。すべてに期日が定められており、締め切りに間に合うようにと深夜作業に取り組んでいるが、お陰で目の調子がお疲れモード。文字がぼやけて仕方がない。

 そんな中、取材の申し込みがいくつかあるが、スケジュールを調整して1日にすべて合わせたいと模索中。

今月発行される週刊誌にも掲載されると聞いたが、どんなことが書かれるのかも心配。 恥ずかしい記事だったら内緒にし、抵抗感がなければこの「独り言」で報告しよう。

 さて、今週に重要な責務も。ご仏縁でアドバイザーとして関係した大手制服会社さんだが、我々の業界向けの制服が「かたち」となったそうで、完成度の確認に招待された。 

 だが、ここに難しい問題が。弊社の女性スタッフを伴って、着用して欲しいとお願いされたから。

 <彼女達をモデルに?> そんな大それたことでないことは間違いないが、日頃の業務スタイルでの着用体験を求められているのは確かで、制服に「こだわり」を持っている神戸「株式会社 公詢社」さんにも応援を依頼した。

 弊社が加盟する日本トータライフ協会の各社だが、それぞれが制服を重視している。

制服は人を確実に変えると言われるが、スタッフ教育を依頼されて参上した葬儀社で、制服の問題指摘で変更され、イメージチェンジに多大な効果があった例が多いが、最も印象に残っているのは東京の著名な火葬場。

ホテルマンみたいな制服を提案して強く抵抗されたが、社長命令で実行されたら「確実に姿勢が変わりました」と感謝をされることとなった。

 葬儀に関する制服は「礼節」が第一だが、進行、アシスト、誘導、接待、インフォメーションなど、各サービス分野で特徴を出すことも大切。

 「あの制服を身に着けるポストを目標に」なんてことが社内で生まれたら嬉しいこと。どんなポジションにあっても、自身の制服にサービスという「誇り」を抱ければ素晴らしいこと。このあたりをTDLに学ぶことは多いだろう。

 しかし、何より着用する本人という中身が大切。これは、自身で気が付いて磨くしか光らないことだろうが、石炭とダイヤの関係を思い出したら何とかなると考えたい。

 亡き人を送らせていただく。その人生の輝きを伝えたい。そんな葬送の場に従事するなら自身の輝きも大切なこと。

葬送の世界は、すべてが「後ろ姿」に凝縮されるもの。後光の放てる人生でありたいと願っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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