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2004-07-20

週刊誌の記事から   NO 857

今日も事前相談の電話があり、ご要望を20分ぐらい拝聴したと担当者から聞いた。

相手様はインターネットから弊社のオリジナルサービスに興味を抱かれ、躊躇されたうえに電話をされたらしいが、「存命中の電話には勇気と覚悟が要りました」とおっしゃられたそう。

 「写真を引き伸ばしてメモリアルボードを創って欲しい」「追憶ビデオに生い立ちナレーションを吹き込んだものも」

 そんなご要望があったそうだが、「一ヶ月前ぐらいで大丈夫でしょうか?」というお言葉で、誤解をされていることが分かった。

 そこで「午後に承って、その日のお通夜に間に合いますよ」と申し上げると驚かれたそうだ。

  人生の取材、お写真の選択、決定されたお写真の編集と加工、ビデオの編集、ナレーション原稿創作と仕事は多いが、これらはすべて単なる技術のレベルでしか なく、取材時に生まれるコミュニケーション、お写真選択時に拝聴する思い出話などにこそプロのパワーが発揮されるもの。それらの秘められた総合力がプロ デュースと言えるだろう。

 さて、今日の葬儀、開式前にかわいい曾孫さん達が式場を走り回っている。お婆ちゃんの死ということがはっきり と理解できないのは当たり前。しかし、そんな曾孫さん達が手作りされた絵やお別れの手紙が柩の中に納められており、ここに葬送の意義と立派な命の伝達継承 が行われている。

 猛暑の中、多くの会葬者がご出棺を見送られた。閉式辞の喪主さんの謝辞に感銘を受け、フォローで曾孫さん達のことを申し上げると、皆さんが「よかったね」というお顔で頷かれる雰囲気も。

 この式場で不思議な現象が。入り口横の大きな木、そこで開式前にウルサイほどのセミのコーラス。それが開式からご出棺までシーンとしていたから。<スピーカーから流れる読経の『宗派』と『周波?』が関係したから?>

 さて、今日の郵便物の中に一冊の週刊誌が。「関西かわら版」のページに私がマイクを握っている写真があり「気配りのプロ・・」と紹介がある。

 「こんな人がいてるんです」「最後の旅を演出する」「葬儀を芸術の域まで高める式典総合プロデューサー!!」との見出しがあり、最終行にHPのアドレスまで記載されていた。

 <気恥ずかしい>と言うのが正直な思い。弊社名の他に「悲しみのプロを育てる日本トータライフ協会」の名称も登場。これがどんな反響を及ぼすのかは分からないが、一定数の読者の存在がある週刊誌だけに恐ろしい。

 週刊誌は、過去に朝日、毎日、読売をはじめ女性誌にも記事掲載された経験があるが、アドレスまで記載されたのは初めてのこと。

 これも時代の流れか? ひょっとして、この「独り言」の訪問者が増えるかも?
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