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2004-07-29

建設着工   NO 866

体力回復に少し日数が掛かりそう。心身の虚脱感に襲われながら、スケジュールの不可欠な分についての遂行に苛まれている。

 最近、ウイルス汚染されたメールが増えてきているが、身体までウイルスに侵されたみたい。しかし、服用した薬のお陰で復調の兆し。8月を迎えたらやらなければならないことが山積み。スタッフへの負担が高まることになるが、みんな熱く燃えているので感謝している。

 さて、弊社メモリアルサービス事業部の事務所だが、公的な区画整理の対象になり、約3メートルが削られてしまうことになる。

この部分に配置している様々な特殊機材のすべてがパソコンとラインで結ばれており、狭くなってしまう事務所内での移動に大問題が。

 そこで、事務所を移転することを決断し、150坪の用地を取得、本社機能を併せ持つ新築工事に着手した。

 数ヶ月前からプロジェクトチームを結成、多目的ホールとしての空間も計画し、そこで葬儀を行わない発想で何を行うべきかをテーマに論議を重ねてきたが、スタッフ達は想像以上の知恵を結集してくれ、地域の方々に歓迎と賛同を頂戴できるであろう「かたち」を構築してくれた。

 葬儀社が葬儀を行わない空間施設を建設するなんて、おそらく日本で初めてのことだろう。カルチャースクール、コンサート、個展、講演会などが次々に提案され、現在160ほどの企画案が進められている。

 そんな中、<これは?>という企画があった。葬儀に関するセミナーの開催がいっぱいあり、そのすべての講師が私になっている。

 司会、プロデュース、演出、ホテル葬、無宗教葬形式、家族葬などのテーマが並んでいる。これらは同業者が対象になっているが、表面上からすると専門学校や「塾」ではないか。

 「体力を考え、出張を出来るだけ減らしたい」というのがプロジェクトスタッフの言い分。しかし、その講座の多さは<やらせ過ぎでは?>と逃げ出したい数。一般の方々への講演だけでも年間に40回も組まれていた。

 多くのゲスト講師予定者のリストもあった。瀬戸内寂静さんや塩川正十郎さんのお名前まで。全員をお願いする講演料を概算したら数千万円も要するではないか。

 そんな意見を出したら、「だから社長自身が講師をされるべきです」と返され、反論できない状況に。

  これまでに交流のあった方々のお顔が思い浮かんでくる。様々な分野で活躍されているプロ達を招きたいというのが私の思い。今、連絡を取りながら調整中だ が、どこからか耳にされた方が「私を呼んでください」とか「是非、協力させてください」という電話も頂戴して嬉しい限り。

 スタッフから「葬儀をしない空間って、何でもできますね」という声がやっと出てきたが、弊社の有する数々の知的財産がグレードアップする機会であることにも期待を寄せている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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