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2004-10-21

ホテル社葬セミナー  NO 948


 猛烈な風雨の中に多くの出席者。ホテル社葬セミナーが大成功という結果となった。

 開会前、出席を予定されていた淡路島のホテル関係者のすべてが欠席のお知らせ。明石大橋が不通となったことからだった。

 全国からやって来てくれたメンバー達、全員が真剣にリハーサル。プロデュースを担当した公詢社「吉田社長」の気合を感じる。司会、陰アナ、奏者、セレモニーレディなど、全スタッフが緊張しながら本番に迫る。

 定刻に始まり、すぐに会場空間が儀式空間に神変されると、そこから閉式まで静寂の世界。一般の方々には初めて体験された異質空間だったと想像する。

 本番前、上品な和服を召された二人の美しい女性が目に留まった。客電が明るくなって確認したら、メンバーの誰もが知る人物で私が心から尊敬申し上げる方。<こんな嵐の中をと>嬉しさが込み上げ、心の中で手を合わせた。

 葬儀は人を集め、人を走らせると言われ、風雨は人の心を騒がせることになり、台風となれば「騒儀」にしてしまうものだが、空間の中にお入りいただければ別世界。それがホテル空間の素晴らしいところだと、これまで何度も実感してきていた。

 いくつか反省点はあったが、確実にメンバーのレベルが上がっている。こんな世界を一般の葬儀社の方々が見れば、それこそ衝撃の世界となるだろうし、明日から葬儀の仕事を離れたくなるような刺激を受けられるだろうと断言する。

 葬祭業に従事される人は、勉強されない人が多いような思いを抱いているし、自身が出来ないことを体感すると否定的な心情に陥ってしまうよう。

 一般参加者の中にメンバー以外の葬儀社さんもおられたみたいで、「こんなところまで進んでいるとは!」とカルチャーショックを受けられた人もあったし、多くのホテル関係者のお顔にもショックの表情が感じられた。

  特別ゲストの「横沢 彪」さんの講演、芸能世界の裏話や川柳も楽しかったが、無宗教の話題に触れられた時、「無宗教は、時間を持て余す」というご体験談。 締めくくりの私の挨拶でその反論として「私達の無宗教形式は、時間が足らないぐらいで困っている」とお返しさせていただいた。

 飛行機の欠航や新幹線の不通で帰られないメンバーが10人ぐらいいたが、「また勉強できる」と、もう一泊することを結果的に歓迎してくれる言葉も嬉しいことだった。

 阪神高速で大阪に戻る。途中は暴風雨で特に雨が強く、制限速度以下で走行してきた。

 北海道のメンバー3人を乗せ、リッツ・カールトン大阪まで送り届けたが、明日は弊社の社内研修。残業してくれていた女性スタッフと打ち合わせをしてから自宅に戻った。

 メンバーの皆さん、有り難う。そして、公詢社の皆さん、お疲れ様でした。大成功でよかった、ホッとひと息ついています。
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