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2004-11-19

出会いに感謝   NO 980


 過日、この「独り言」をご笑覧くださる方からメールを頂戴した。

「NO 975 号外」から12月15日の記念講演会のご参加希望をくださったのだが、スタッフが勝手な思いで<大阪市内の方>と解釈して返信申し上げたら予想外。今日に頂戴した拝復文から、その方が九州からやって来られることが分かった。

 伊丹空港からの交通アクセスの所要時間をお知りになりたいというご要望だが、<講演に、わざわざ九州から!>と社内がワイワイ、「お知り合いですか」と詰問されることになった。

 また、同姓の社員の存在もあり「親戚の人なの?」という質問も飛び出す。

 「12月10日のセミナーと勘違いされておられるのでは?」という意見もあり、「失礼のないように確認しなさい」とメール返信を命じておいたが、もしも「講演」を目的に九州からご来阪くださるなら「緊張」「申し訳ございません」という言葉しか思いつかない責務を感じる。

 1000号を迎えた日本トータライフ協会発信のコラム「有為転変」へのアクセスが驚くほど多いが、この「独り言」もどうやら「独り歩き」が始まっているよう。いよいよ恐怖に戦く心情となってきた。

 間もなく私の「隠れ家」が閉鎖となる。この数日の間に来社くださった方々から「寂しくなりますね」と言われたが、上述の「K・T」さんは葬儀の司会をされておられるそうで、もっと早く「えにし」があれば「隠れ家」にお招きしたのにと残念に思う。

 弊社企画室では、来年1月から「久世塾」の開講予定が組まれ、葬儀に関する人やホテルマンの人たちをメンバーとして活動が始まる。

予定テーマは葬儀全般の「司会」と「進行」、「偲ぶ会」「お別れ会」「社葬」などのホテル葬、宗教者との交流会、一般消費者との勉強会、無宗教形式や悲嘆についての勉強、演出学からサービス学、そしてプロデュース学などグローバルなもの。

 入会金や年会費を一切頂戴する考えはなく、研修時の参加費用だけというシステム。ご自分が学びたいというテーマがあれば出席されればという「塾」。12月を迎えたら塾生を募集する案内を始めたい。

 12月10日に開催する葬祭セミナーだが、受講テーマのアンケートをお願いしたところ、大半の方が無宗教、ホテル葬、司会、演出音楽というお答え。これらを総合的に組み込むカリキュラムシナリオを考えている。

 アンケートの中に「CD 慈曲」をご存じでしたか?という項目があったが、9割以上のパーセンテージでご存じだったのがびっくり。しかし、存在はご存じでも実際に聞かれた方は限られている。

 このCD、制作された時点から「何処の誰さんに」というルートの把握がされている。知らない葬祭式場で流れていたケースもあったが、それらは誰かが違法にダビングしたもの。そんな海賊版の存在もあるというのだから恐ろしい。

 今後「慈曲」が次々に誕生する。会場空間を儀式空間として「神変」させるには音楽のパワーが重要だ。たった1曲の旋律が思い出として「かたみ」となる。そんな音楽演出が私の葬儀の世界。

  これまでに知り合った様々な分野のプロの方々から学んだ特殊な技術、そんな集大成が私の宝物。そんな中の一部をセミナーでご体感いただくことになるが、こ こに改めて再認識することは、弊社が加盟する「日本トータライフ協会」のメンバー達の凄さ。彼らは間違いなく「悲しみのプロ」である。
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