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2004-11-20

隠れ家が?  NO 981


 自宅に2匹の猫がいるが、そんな猫の手も借りたい状況を迎えているのに、どうも風邪気味。事務所に入って、スタッフが持っていた風邪薬を貰った。

 用意してくれた白湯を飲みながら、ふと机の上に置かれた1枚のプリントが目に留まった。それは「NO 977 参りました」にご登場いただいた喪主様からのファクシミリ。愚書が宅配されたそうで、ご丁寧な文章に「有り難う」と大きな文字のご表記が。

 私は、この喪主様には「借り」がいっぱいある。葬儀の際に「司式者」として「お布施」を頂戴したし、高価なビタミン剤やサプリメント医薬品をたくさん恵贈くださった。

 しかし、何より「参りました」となったのは、この方の宗教観に対する造詣深さ。仏教だけではなくグローバルな研鑽をなさっている。いや、研鑽というより「研究」というべきレベル。

 そんな「ご仏縁」がインターネットで結ばれたのも不思議なこと。弊社がHPを開設していなかったらお会いすることもなかっただろう。

 最近、そんなネットで結ばれるお客様が増えたが、この「独り言」を発信している立場上、おかしな仕事や一切の手抜きなんて不可能で、段々と世間が狭くなりつつある。でも社名の「高級」の意味からすると歓迎かも。

 そんなところで本業を進めながら、メモリアルサービス事業部の移転準備。新しいスタッフ達を迎えてワイワイガヤガヤ。来社されたお客様もびっくりのご表情で、事情を説明するとご納得。中には「手伝いましょうか」なんて有り難いお言葉も。

 物事は、全てが「絵を描く」ことから始まる。それを完成せずして色は塗れない。何事にも臆病な私の性格、ちょいちょい発言をしてスタッフを困らせているみたい。

 思い出がいっぱい詰まった「隠れ家」の機材、いよいよ数日後に撤去されるが、この機材の配線関係が大変。外すのは簡単だが、接続し直す作業が大問題。編集、録画、録音に差支えが出ないよう速やかな再始動が求められている。

 電話も6回線の変更が強いられる。様々な機材がラインで結ばれており、それぞれのプロの助けを拝借して一挙に進めるが、過去に書いたように「空白の時間」が発生する。

 色々な対策を考慮しても、どうにも解決できない物理的事情がある。15分間ぐらいだという情報だが恐怖の時間。この間、非難を受けないように落ち着くまで避難しようと考えている。

 発信前に「MAMADAIARY」を訪問したら、「気MAMAなひとりごと」で彼女が弔電のことで悩んでいる。弔電は、はっきり言って司会者泣かせの問題がいっぱいある。一方立てれば一方が立たずもあるし、宗教者それぞれのご意見も異なってくる。

 参列者のアンケート調査では「代読必要なし」という意見が強いが、「そんなこと考えても見なかった」というところに責任があるし、地域によって式次第の中での異なりも。

 参列する人、しない人の問題も。肩書きによる気遣いや順位で揉めるなんて愚かなこと。文章の素晴らしさで順位を決めたいのが私の考え。

 ここで確実なことをひとつだけ、弔電に「披露」という発言は絶対ダメ。それから、スムーズに代読して欲しいもの。詰まって読んだら皆さんが余計に疲れてしまう困った代物なのである。
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