2004-11-27
「隠れ家」のシステム ＮＯ ９８８
早朝、自転車で走ると昨日と全く違う寒さを感じる。深夜に木枯らしのような突風が吹き、季節を一変させたよう。
「隠れ家」に入って仕事を始めるが、エアコンを入れても冷えてくる。＜年の所為？＞と思いながら扉や窓の隙間を確認する。
どうも寒く＜ストーブの準備をするか＞と探したが見つからない。＜誰か知らないかな？＞と部屋を覗いたら、男性スタッフ全員が出掛けてしまっている。そこで外で頑張る彼らのことを思い、今日は耐える我慢の日としたのだが、風邪気味になった。
この様子では、明日はグーンと寒くなりそう。女子大学駅伝の見学に２階ロビーを開放することがお年寄りに喜ばれそうだが、一方で駅伝による影響も。
あるご葬儀、ご出棺の時間帯が通行止めに引っ掛かる。そこで霊柩車とマイクロバスを阪神高速道路経由にしなければならないし、親戚の方や会葬の皆さんに情報が伝わっているのか心配している。
「お客様です」とノックの音。近所のお鮨屋さんの若夫婦がご来社。奥さんはかわいくて評判の美人。若旦那は「ＮＯ ８５３」で紹介した人物。お店のＨＰを自分で立ち上げ、「食から滅びる日本人」というタイトルのコラム発信が続いている。
幼い子供のいるご夫婦、仕事を終えて深夜の片付け、それからの家族との時間にコラムを打ち込むのも大変だろうと拝察するが、今月に２００号を迎えている し、その内容が「仕事のこと」で中々のもの。＜かわいい奥さんを泣かせるなよ＞と、心の中で拍手とエールを贈ってあげたい。
彼は、パソ コンの勉強にも真剣に取り組んでおられるよう。先月、弊社事務所であったパソコン社内研修会にも顔を出し、もう、きっとマスターされているだろうが、この 「独り言」で前々から興味を抱かれていた「隠れ家」の設備、今日初めてご覧になり、「こんな簡単なシステムで？」とびっくり。
シンプルとは無駄がないこと。それで何を創るかというのがプロの仕事。そんな世界のほんの一部をご笑覧いただいたが、ご夫婦とも「変なオジサン」と思って帰られたかも？
そんな彼のページを上記＜ＨＯＭＥ＞に接続申し上げるが、どうもつながり難いので「？」を抱いている。
これから、毎日パソコンを打ち込む時間が増える。様々なイベントのシナリオ構成から講演、セミナーの資料作りもしなければならず、各イベントの打ち合わせや内部リハーサルも始める。
隠れ家に運び込んだ数千曲の音楽テープの整理も残っている。＜久し振りに聴いてみるか？＞が作業を遅らせる原因も？
しかし、そんな中に再発見があるから面白いもの。曲の頭出しが瞬時に出来るＣＤとは異なり、早送りの「勘」に頼るテープのプロセスも色々な訓練になるし、しばらく進めると２０年前に録音された次の曲が自然に思い出されてくるから不思議。
今日、北陸の業者さんが来社されたが、隠れ家のシンプルな音響機材の予算を教えたら冗談だと思われたみたい。掛けた経費は２万円だけ。後のすべては音響、映像のプロ達の信じられない善意で構築されたシステム。
だからこそ、おかしな作品を創れば申し訳ないのである。改めて感謝を申し上げます。