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2004-12-29

オンエア?  NO 1020 


 雨の朝、友人の喫茶店に立ち寄り朝刊に目を通すと「東京に初雪」というニュース。そんな時、カウンターの電話が鳴った。

 自然に耳に入ってくる会話、それは休みに入ってゴルフに出掛けている知人達からの電話だった。西名阪天理インターの先から雪、目的地である名阪国道沿いのゴルフ場が積雪でクローズ。「何処か雪のないゴルフ場は?」というヘルプコール、彼は適切なアドバイスで応えていた。

 一昨日の後遺症?筋肉痛の足取りでやっと到着した事務所に入り私の部屋、机の上に関係資料が置かれてある。中に絶対に拝復しなければならない手紙が一通、私が最も緊張する女性からのものだった。

 頭を悩ませながら返信を打ち上げる。ついでに滞っていた数通の手紙への返信も書き上げ年内に配達されることを祈念した。

 今日は、録音吹き込みの予定日。出掛けていた女性スタッフが戻ってから始めようと考えていると名古屋から電話が。日本トータライフ協会の常務理事である石坂女史が作詞をされ、ご自身で歌われたCDの収録が終わったとの報告。

 悲しみの葬儀の場で流すことを目的とした素晴らしい曲、これも「慈曲」の1曲のような気がしているし、来年の発売から大きな話題を呼ぶものと確信している。

 タイトルは「千の風」だが、彼女のパワーは「千の嵐」。協会にはとんでもないパワーを感じる人物がいる。彼女は名古屋・東京エム・オー・シー社長で、過日も新聞記事に登場していた。

 新規事業で立ち上げられた「フューネラルハウス」部門の発展が凄まじいほど話題を呼び、弔辞創作事業が注文殺到で悲鳴を上げている状況。しかし、彼女のバイタリティあふれるパワーなら心配ないと安心している。

  10月の台風の日、神戸のホテルで開催された社葬セミナーの時、懇親会の挨拶で涙を流して私のことを持ち上げてくれたことを忘れない。そんな彼女との出会 いは私が出演していたテレビの番組から。これもまさしく「ご仏縁」の不思議。私の周囲には、なるべくして「えにし」に結ばれた方々がいっぱい存在する。

  さて、映像への音楽とナレーションの収録だが、偶然に向かい側の制作室の部屋で映像会社の方が機材の点検作業中。終わった後で我々が創作録音収録したばか りのバージョンをご覧いただいたら「ここまで!」と衝撃の表情。私は、彼らのハイテクとデジタルを売り物にしていたビジネスが終わりを告げているように 思っている。

 すべてがプロデュースによる手作り、それがどんなレベルなのかはお客様にしかご理解願えないだろうが、秒数計算までして創作する苦労はアナログでロウテクの世界。

 「隠れ家」の入り口のドアに掲示された赤文字の「録音中」の札、それは20分ほどで裏返されたが、完成した「作品」の音楽とナレーションは他社には絶対に出来ないレベルだと自負している。

 今、現実的に困っている問題は「ダビングして欲しい」とおっしゃるお客様のご要望。過去に「知人に配りたい」と数十本を要望された方もおられたが、ダビングで画質が落ちてしまうことだけは解決出来ておらず、このままDVDに変更するべき時代かと迷っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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