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2005-01-26

明日から   NO 1048


 写真は過日に神戸で行われた阪神淡路大震災の追悼式典。立っているのは私だが、祭壇の中央に安置された犠牲者の名簿に手を合わせた直後のひとこまである。

 さて、今日から企画室が発信する「号外」が始まった。私自身のコラムにも出来るだけ写真を掲載したいと考えている。

 これまで随分と横着をしてきたみたい。社員達に意識改革を促す機会を<どこかで>と考えながら、それぞれが有する技術をより以上に磨くには「かたち」としてはっきりと打ち出すべき。そんな思いが発信モードに至ったようだ。

よくもこれだけの個性的スタッフが集まったとは思っているが、素晴らしいチームワークに至るまでに陥るのが「仲良しゴッコ」の世界、ここを通り過ぎれば理想のプロ集団が形成されるだろう。

 そんな思いで柔らかく?檄を飛ばしたが、私の病の発見は、社内に於けるステップアップのきっかけという相乗効果が生まれると期待している。

 どんな写真を掲載するかというところからすると、撮影時の心構えも変わってくる筈。ただ「撮影しました」だけで終わっていたら単なる歴史の記録でしかないだろう。

  葬儀の記録写真を撮影するのにも同じことが言える。写真ブックにする、メッセージ入りの編集作業まで行う、音楽とナレーションを入れたビデオやDVDにす る。どれにするかによって撮影する「シーン」が異なるもの。そこまでのシナリオを描いて撮影を「創造」する。そこに「想像」の感性なくして完成は難しいと 断言する。

 その部分に「作業」と「仕事」の異なりが見える。私が求めるのはプロの仕事で、何事にも妥協しない姿勢を大切にして欲しい。

  これまでに行ったイベントの写真を確認してみると、大半が所謂ピンボケ。その原因はシャッターを押す瞬間に「ぶれた」ということだが、「あのデジカメ、暗 いところで撮影すると難しいのです」と返ってきた。<じゃあ、どうするべき?>と言いたかったが、言い訳が先に出てくるようではダメ。

 機材の所為ではなく、撮影する「人」の責任と考えなければ成長しないと指導しなければならないし、絵コンテを描きながら撮影するぐらいの心構えが欲しいところ。明日から血圧が上昇しない範囲内で厳しい教育を始めるつもり。

 昨日と今日、心配をしてくれた方々が来社された。そんな皆さんにも伝えたが、私はどうやらこれまで太っていたというのが結論。それからすると、まだ3キロぐらい落とすべきとも言える。

体型が細くなってみすぼらしく見えても健康だったらそれでよい。でも声が細くなるのは大問題。そこで健康発声法で鍛錬を始めることに。これまで以上に重厚な声、そこにやさしさが伝達できる手法にも取り組むつもり。

進化への挑戦は、プロの真価への重要なキーワードだと考えたい。
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