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2005-01-09

驚きました?  NO 1031


 今日、予想もしなかった人物が来社され「隠れ家」に。

「NO 968」で書いた「クローン」さん。私の物真似に徹底されたという司会者さんだった。 

 「20年前から真似しています。お会いすることが出来ました。有り難うございます」と言われたが、そのきっかけを拝聴して驚いた。

 当時、彼は勤務されていたある葬儀社の仕事で走行中、ふと目に留まった「社葬式場」の看板、そこで業務をエスケープされて<これも勉強>と見学をされたそう。

 「衝撃でした。これだ!と思いましてね。そこから情報を張り巡らせて司会の現場の追っかけをしていたのです」

 互いがそれから20年の月日、心から今後のステップアップを願って私の世界をご覧いただくことに。

 音楽の世界や秘蔵の映像の一部もご笑覧いただいたが、音量の小さい部分ではモニターのスピーカーに耳を近づけられる。その眼差しは真剣そのもの。そこに徹底してクローンを目指される彼の姿が垣間見えた。

 やがてお帰りになった後、今回の縁結びとなった女性からの電話。「彼、緊張で固まって震えていたそうです。夢が叶いました。くれぐれもよろしくとのことでした」と報告が。

 葬祭文化の向上を目指して頑張ってねと送り出した私だが、今日は一方通行の会話。近い内に再来社されるような気がしており、その時に彼のお喋りをスタッフと共に拝聴したいと思っている。

 ご遺族への慰め、参列者への説教型トーク、そして故人への語り掛けなどのテクニックについてヒントをプレゼント申し上げたが、技術的な「クローン」で終わって欲しくないのが私の思い。

 「衣が導師をつとめるのではなく、中身の宗教者が導師をつとめる」という比喩も提起したが、内面的な部分から意識改革をされることになれば間違いなく大成するであろう。

 彼は、私より10歳若かった。10年後、彼がどんな「味」を醸し出しているかが楽しみだし、知らないところでこんな方が存在していたのに驚きを新たにしたひとときだった。

 メンバー掲示板を覗くと、神戸のメンバーが阪神淡路大震災の慰霊式典について書き込んでいた。皇室や政府首脳がご出席されるところから、当日の早朝に式場に入らなければならないそうで、前日からホテル宿泊を余儀なくされるみたい。

 私は、明後日に神戸のホテルに出掛けるが、その際に詳しい状況を伺おうと考えている。
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