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2005-02-20

冷えますね  NO 1073


 今日の写真は演奏の光景。「慈曲」の作曲者である高橋三鈴さんのピアノ伴奏でシンセサイザーに挑戦しているところ。曲名は私が作曲した「逝かれし人へ」だが、HP内「慈曲」のページで試聴が可能ですのでどうぞ。

 さて、社内で話題になった出来事が。過日に葬儀を終えられたお客様、その喪主様からのお手紙が配達されてきた。

 その達筆な毛筆文字、「何と華麗な」という驚嘆のイメージ。文章の冒頭に、故人となられたお母様のお部屋に掲げられてあった「西行法師」のお言葉が記されてあった。

 <そのままナレーションに?>と引き込まれるお見事な文章、改めて<すごい>と思いながら合掌を申し上げることに。

 今日の葬儀に向かうために車に乗る。外気温を確かめたら6度。同乗の2人の女性スタッフに「会葬者がコートを召されるように行動を」と命じた。

 故人のお人柄を偲ばれるように多くの参列者、ナレーションの一部にお孫さんから託された感謝のメッセージ。「礼儀を教えてくれたお爺ちゃん。お陰で、今、大いに役立っています」とは嬉しい言葉。火葬場に向かう車中でそれが話題になったことが何よりだった。

  法要組、葬儀組、お通夜組とスタッフが別れて走り回っている。メモリアルボードや追憶ビデオを編集する企画室も大変だ。5種のパソコンやプリンターもフル 稼働だが、こんな場合に発生し易いのが単純な文字の打ち間違い。今日の葬儀でも目立たない部分で誤字があった。このコラムなら恥だけで許されるが、お通夜 や葬儀となれば大問題。そこで指摘をして二度とないようにと説教を。

 時間を見つけてメールを開く。そこに北海道のメンバーから嬉しくて有り難い内容が。身体のことを心配くださり「元気をプレゼントします」と、ご当地の特産物を恵贈くださったそう。

 私の好物である「馬鈴薯」がベースになった特別なもの。コンテストで一昨年に日本一の栄に輝いた郷土料理だそうなので楽しみが増えた。

 今晩担当してきたお通夜だが、強烈な冷え込み中、驚くほど弔問者が多く大変だった。

ご導師は京都からご来臨くださった臨済宗の著名なお寺様。過去に何度か葬儀でお会いしたこともあり「お久し振りです」とご挨拶。式場に入ると別のお寺様が着席されている。スタッフに確認してみるとご親戚に当たるお方だそうで、新潟県から来られた曹洞宗のお方だった。

 打ち合わせを行い、ちょっと変わった形式で進行を担当。スムーズに式が流れて安堵した。

 明日、式場の敷地内に収まらない会葬者の予定人数。そこで少し開式を早めるシナリオを考えているが、冷え込みが和らぐことを祈っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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