2005-03-11
号 外 NO 36 後ろ姿
開式15分前の光景です。
それぞれのスタッフが式場内で最終チェックをしていますが、司会を担当する社長の表情が厳しくなってくるのがこの頃です。
この後、私達は弊社のオリジナルサービスである「奉儀」の体勢に入って行くのですが、いつも「巫女さんや天使をイメージしてつとめなさい」と指導され、「ご遺影を拝見した時の「後ろ姿」にすべてが凝縮される」と教えられています。
音楽って、本当に不思議なものですね。奉儀専用に作曲された慈曲「愛惜の花達」が式場に流れますと、身体と心が自然にピシッとなってくるのです。
担当スタッフ全員がインカムを付けていますが、社長からインカムへの指示は一切ありません。いつも社長の視線の先を見つめ、その眼が何を訴えているのかを把握できるまでが大変でした。
ミスが許されない大切な儀式、私達はそんな緊張の中のお仕事に誇りを抱いています。