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2005-03-05

『塾』 開講にあたりまして  NO 1086


 企画室のスタッフ会議の報告があった。私が関係することで大きなことは2件、ホームページの増設と、前から気になっていた「久世塾」のことだが、いよいよ開講する運びとなった。

 スケジュール調整や体調のことも考慮してくれ、受講される方々には申し訳ないが4月、6月、8月の3回が第1期講座。対象者は「司会者」限定で、個人指導を重視したいという要望から「隠れ家」の範囲内でと定員が決められた。

 「隠れ家」は、すでに改造されて20名の椅子席が可能。受講者の録音を「隠れ家」で行い、本番イメージの体験研修をホールでやろうと考えている。

 近日中に「号外」で告知されるだろうが、時間帯は1時から5時の4時間。塾という観点から時間さえ都合がつけば、前日、当日、次の日と、ちょっとでも交流時間が増えれば嬉しいところだ。

 塾生募集についてのお知らせは「号外」のみ、業界雑誌の広告も一切しない。この「独り言」をご訪問くださる司会者の方にお返ししたい心情から。

 お問い合わせにセミナー開催要望が多かったが、前回に行ったのは1000号記念だったから。私は葬儀という仕事で「ビジネス」という言葉が大嫌い。奇跡的に九死に一生を得た事故体験もあり、天職として考え進んできた「葬道」に文化波及を望んでいる。

 そんなところから葬祭ビジネスという考えの方はご遠慮願いたい。愛、癒し、慰めなんて綺麗な言葉を強調するが、それは心底からそう思っているからだ。

 悲しみの心を共有することに尽力し、参列者に「命」について考えていただけるような葬儀、その進行をどうするべきかが今回の塾の目的。ひょっとして「変なオジサン」を講師とする変な方々の集いとなるかも知れないと覚悟してのこと。

 <10人ぐらいが理想かな?>と考えているが、数人は随分前から「絶対です」と登録を済まされた事実もあるので、ご笑覧くださったらお早めにお申し込みをいただけますよう。

 一方で、来月、ある会社の社員全体研修会が弊社で行われる。そこでサービスについて講師を担当する話が進んでおり、決定したら「個」の力の限界をテーマにしたいと考えている。

 どんなに優れた技術を持っていてもサービス業では「個性」と名の付くレベルでは小さな世界。フルキャスティングという総合力がどれだけ重要かを話したい。

 人生とは、何年経っても知らなかった世界の発見がある。テレビの人気番組ではないが、私なんて「へえっ!」のボタンを押しっ放しの毎日。

弊社が加盟する日本トータライフ協会のキャッチコピー「みんなが先生、みんなが生徒」ということは名言だと思っている。老若男女を問わず自分以外をすべて先生と考えるべき。そうすれば毎日いっぱい吸収出来ることがある。

 世の中で「先生」と呼ばれること、それは吸収できなくなった人の呼称かも。その背景に、聖域を職業と捉えてしまった結果があるとも言えるのでは?

 そうそう、塾生となられて開講式を迎える時、ご自身が選ばれた1曲をご持参願いたい。カセットテープかCDという条件ですが、それが「隠れ家」での受講の始まりとなるのです。今からどうぞ、しっかりとお考えくださいますよう。
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