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2005-03-01

烏兎匆々  NO 1082


 この「独り言」を始めたのは2002年3月1日。ちょうど3年目を迎えることに。

 号数からすると、10数回サボった事実がある。出張中や圏外という事情もあったが、取り敢えず3年間生かされてきたことに手を合わせる。

 ネットという「えにし」で知り合った素晴らしい方々との出会いがあり、今日は改めて感謝の日。「石の上にも3年」をクリアしたぞと思いながら、いよいよ「久世塾」を開講しなければならない状況ともなった。

 過日の新聞に「初老」について書かれてあった。源氏物語の時代には40歳を意味し、現在では60歳と考えられているそう。

 北国の女神として崇拝申し上げる「空飛ぶ水冠」さんから頂戴したメール、その中に「華甲」という文字があり、それが60歳を意味することを過去に書いたが、「華」という文字に思いを託し、人生黄昏を「花咲か爺さん」として過ごせればと考えている。

 朝からお寺で行われた葬儀を担当、午後に来客の予定があり帰社。「隠れ家」に入ったらテレビのモニターがなくなっている。

 「どうしたの?」と確認したら「足りませんので」とのこと。今日の葬儀やお通夜で多くのモニターが必要となり、私専用のものまで持って行かれてしまった。

 メモリアルボードとビデオ映像の制作スタッフが時間に追われている。映像に被せるナレーションは<生>で担当するので急がないが、何分間の編集になるかを確認しなければ原稿創作がやり難い。

 しかし、5分や10分ぐらいならアドリブが可能。エンディング前の映像だけ確認できたら問題はない。

 総支配人から「お通夜担当を」と要望が。その式場が遠く、高速道路を走行するのだが、事故渋滞を考慮して道路情報を確実に把握してから出発することにと思っていたら、スタッフから「これを」と手渡されたものがあった。

 葬儀の制服「リフィン」ブランドのパンフレット、完成されたものが広島から届いていた。ページを開くと弊社スタッフ2人が登場、何やら「モデル」を意識しているかのようなイメージ。日常業務とは別人のような表情で掲載されていた。

 それぞれの世界のプロの皆さんが創作された集大成だが、<ミスキャス?>という心配が過ぎってくる。モデルとして選んでくださったことは名誉であり、彼女達の生涯の「宝物」になるだろうが、より以上の精進と研鑽を願っている。

 高速道路の料金所の手前で、ふと<?>が浮かんだ。お通夜ビデオ用のシナリオを持参するのを忘れてしまったことに気付く。そこで4分55秒の音楽CDを流し、「走行」しながらアドリブで「草稿」を。

 式場に到着し<念のために>と、すぐにパソコンを開けて打ち込みを始める。何とか間に合って本番はピッタリとエンディング。こんな綱渡りを何度もやってきた歴史がある。昨日に書いた「思い込み」のミス、それを次の日に自分でやってしまうのが人間的?

 今日も慌ただしい1日だったが、一部のスタッフが、まだお通夜の式場に残っているという報告があった。ご苦労様、安全運転で帰社するようにと祈っている。
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