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2005-04-10

春 雷  NO 1122


 午前中、総支配人のミスを指摘し、事務所内の女性スタッフに説教をした。接待の「お茶」に関する日本の礼節、「なっとらん」とカミナリを落として式場に向かったら、そこでも「お茶」に問題があった。

 司会台にお茶が運ばれてくる。お客様の目に留まらないような配慮はされているが、一口飲んで<!?>を感じ、チーフ・パーサーを呼び「なっとらん」と説教に発展した。

 確かにお茶らしい色、お茶らしい味はする。しかし、水そのものに問題があるよう。「こんな『お茶』をお客様に出したら恥ずかしい」と羞恥心の欠如を指摘、接待担当の責任者がやり直して「確認を」と運んできた。

 大阪の水道の味は残念なもの。沸騰させただけでは「消毒薬」的な香りを感じてしまう。横着をしたら確実に不快感を与えてしまう。「お茶とオシボリは、出す方が確認してから出せ」とカミナリ。

 午後から風が強くなり夜に雨が降って荒れ模様という天気予報だったが、今日は「春雷」の日となり、式場にある満開の桜の花吹雪が私の怒りを感じてくれたように舞い踊っていた。

 ご親戚の焼香順位帳に目を通す。そこに私と同姓がズラリと並ぶ。めったに読むことのない自分の苗字、<どう発音するべきか?>と悩まされた。

 いつもの時間に音響の最終チェック、ここで音楽機材の配線ミスが発覚。6発のスピーカーチェックを済ませてから原稿を開けて打ち合わせ。

 ご家族からのメッセージ、担当ナレーターが風邪気味から咳き込むようで無理のよう。そこでチーフ・パーサーに変更。本番のバトンタッチで音楽を変更してナレーションに入ったが、ビデオ映像の接続ミスが原因で少しの映像が見辛い状況。

 まだまだ育っていないというのが現実。物事の考え方が軽いし甘過ぎる。「甘」とはそのまま「アマ」の世界。マンネリの中に溺れているようでは情けない。今日の春雷をきかっけに、もっと謙虚になって自分を磨けと厳命しようと思っている。

 孫が誕生して機嫌はいいが、仕事についてはどんどん厳しくするつもり。お客様、取引先と接する中でコミュニケーションは重要だが、馴れ馴れしくなるのは何処かでミスを発生せる危険性がある。礼節の意味を再教育する必要があるようだ。

 数日後、スタッフを伴って東京での研修会に行くが、そこで学ぶ究極のサービス学。それを活かせる社内環境こそ重要。

 久世塾まで10日もない。全国からプロ達を迎える。スタッフを見れば全てが見えるというのも常識。明日から羞恥心の教育もしようと考えている。
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